えぴそーど20 ページ27
Aside
？「あ」
おっと...
まさかのこの子が...？
「どうしたのかな...そらるくん？」
そ「...すいとう わすれた」
「あら...お弁当はある？」
そ「おべんとうは ある」
ふむ、水筒か...
確か自販機があそこにあったはず
「喉乾いたでしょ？先生買ってきたあげるよ」
そ「...だいじょうぶ」
「だめだよ、水分とらないと、熱中症っていって倒れちゃうの」
そ「ねっちゅーしょー...」
「先生、あそこまで行ってくるから、年長さんみんなの事見ててもらってもいい？すぐ戻るから！」
う「まかせて！」
志「うん！」
「ありがとね！じゃあそらるくん行こっか」
そ「うん」
ちらちら後ろを振り向きながらそらるくんと手を繋いで歩いていく
...落ち込んでるのかな？
そ「せんせ、ごめんなさい」
「なんで？」
そ「すいとう...わすれて、せんせいの おしごと ふやした」
「大丈夫だよ。いつもしっかりしてるそらるくんが忘れたのはビックリしたけど、忘れ物は誰にでもあるからね？」
そ「...さいごのえんそく だったのに」
「...そうだね」
そう
うらたくん、志麻くん、そらるくんにとっては最後の遠足なのだ
なんか悲しいなと思うと同時にこの3人が来年からはランドセルを背負って小学校に行くのを想像すると頬が緩む
「最後の遠足だからさ、たくさんお弁当たべて、お茶飲んで、沢山遊んで思い出作ろうね！」
そ「...うん！」
やっと笑ってくれた
最後の遠足だもん
笑顔がいちばんだね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 366人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪都華 | 作成日時：2021年3月14日 16時
