Part113 ページ35
あなたside
秀太の部屋に行くと、真っ暗の中お布団が盛り上がっていた。
ふふっ寝てるのかな。
電気を付けて秀太に近付く。
「秀太？寝てるの？」
返事はない。
「秀太？」
ガサッと布団から顔を出した。
私の方じゃなく壁を向いたまま。
秀「今までどこにいた？」
「えっ…」
秀「今日は、誰と一緒にいたの？」
「…」
秀「また言えないの？」
「秀太…」
秀「俺の事嫌いになった？」
「何言って…そんな事ないよ。」
秀「西島と二人っきりで今まで何してたんだよ!」
聞いたことないような声で私に怒鳴る。
秀「やっぱり言えないんだろ。
…出てってくれ。一人になりたい。」
「秀太…」
秀「ごめんA。｣
私は秀太の部屋を出てくるのが精一杯で、自分の部屋に戻ると、ただただ泣いて泣いて泣きわめいた。
秀太に声が聞こえないように枕に顔を押し付けて泣き続けた。
月曜日、案の定秀太は先に仕事に出かけた。
会社に着いてにっしーに声をかけられる。
西「おはよー！ってAちゃん！どうしたの？」
「にっしー…」
それからこの前のことを話した。
西「ごめん…俺のせいだまた。やっぱり謝ろうよ。サプライズじゃなくなるけど話せば分かってくれるだろうし…。俺、秀太の所に行ってくる。｣
「ま、待ってにっしー!」
秀太のところへ行こうとしたにっしーを引き止めようとにっしーのスーツを掴む。
そのタイミング…
「秀太…」
秀「わりぃ…」
秀太と行き合ってしまった。
西「Aちゃん！ちゃんと話して来ようよ。」
「う、うん。」
ーーーーー
その後、実彩子にも話したら
実「秀太くんところ行っておいでよ!」
「いや今は…」
実「喧嘩してたら意味ないじゃない。」
「帰ったらちゃんと話すね。」
実「喧嘩なんていつものことじゃない。
また今晩は仲直りしてラブラブしてくるんでしょ。」
そうだよね、ちゃんと誤解を解けば大丈夫。
秀太なら分かってくれる。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月27日 16時
