Part112 ページ34
あなたside
今日はにっしーに買い出しと部屋の飾り付けをお願いした。
秀太が見送ってくれたけど、行ってきますのキスをしようとしたのに。
秀「何？」
って怖い顔で言われて。思わずしてって言えなくなってしまった。
最近、キスも減ったなぁ。
ちょっと泣きそうなったけど、今週は色々と頑張って秀太のことお祝いしてあげたいと心を入れ替えスーパーへと向かう。
スーパーでは買って置いても困らない調味料やキッチン用品を見ている。
このマグカップ、カワウソで可愛い。
ピンクと水色があって秀太とお揃いで使おうかな。
そこへ
西「Aちゃんお待たせ！」
「にっしー!今日はありがとう。」
西「何見てるの？マグカップ？」
「そう、可愛いんだけどどっちにしようか迷ってて、このカワウソかシンプルなこの白。」
西「どっちでもいいんじゃない？」
「もぉーにっしーには聞かない！」
西「ごめんって、んーカワウソの方が可愛いんじゃない？」
「やっぱり？じゃこれにしよっ！」
西「とりあえずここは大丈夫そう？」
「うん、お会計してくるね。」
スーパーを出てマンションへ向かう。
西「そうそう、会社で出てきたパーティグッズ、Aちゃんにあげろって親父がうるさくて、袋の中に入ってたから綺麗だとは思うんだけど、良かったら飾りに使って？」
「えー嬉しい！
社長優しいなぁ。」
西「Aちゃんのこと大好きだからね、親父も。」
「も？」
西「あ、いや…うん。」
「ふふっ何？」
西「さ、着いたよ！降りて！」
「なんか話逸らされた…」
西「そんな事ないし。」
「えー？パーティーグッズってこんなに？」
西「何か使えそうなのあったかな。風船とか浮かべたら可愛くない？」
「可愛い！ハッピーバースデーの風船もいいなぁ。」
西「…いいなぁ。秀太は。」
「そう？かなぁ。」
西「こんなにもAちゃんに愛されてて。」
「ちょっと辞めてよ。なんだか恥ずかしい。」
それから食器など一緒に洗ってもらったり、部屋の飾り付けもしてもらったりした。
「ありがとうにっしー。今日は助かった。」
西「風船膨らませるときまた呼んでよ！たくさん膨らませるから。」
「ふふっありがとう!」
西「送っていくよ！」
「ううん、大丈夫。秀太に誤解されたらまた大変だから。」
西「確かに面倒だ。じゃ、駅まで送るよ。」
にっしーと別れて電車に乗り家に帰ってきた。
あれ？
秀太出かけてるのかなぁ。
秀太の部屋真っ暗だ…。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月27日 16時
