Part108 ページ30
あなたside
(ねぇ、あの人？)
(大して可愛くないじゃん。)
(えーショック)
(私、狙ってたのにぃ)
…昨日の秀太のせいで一気に私達が付き合っていることがバレた。
朝から代わる代わる噂を聞いた人たちが私を評価しに来ている。
実「私、文句言ってくる!」
「いや、いいって実彩子…。こうゆうの慣れてるし。」
実「何もAに聞こえるように話さなくてもいいじゃない！ブスのくせに。」
「実彩子も怖いこと言うんだから。
そのうち忘れるよみんな…」
実「それよりもう少しで秀太くんの誕生日じゃない。まぁ光啓もだけどさ。」
「えっ…そっか。」
実「まさか忘れてたの？」
「いや、まだかなぁと思ってただけで…」
実「もう明日から12月だからね！」
「あーもう。実彩子はプレゼント決まったの？」
実「とりあえず、私の料理が食べたいって言ってくれてるからうちでゆっくり過ごそうかな。
プレゼントは今の所、お財布にしようかなぁって。」
「料理…お財布…」
分からない…どうしたらいいのか分からない。
実「秀太くんに聞けば？」
「うん…でもこうゆうのはお楽しみにしてたいんだよね。」
実「秀太くんが1番喜びそうなのは…」
「なになに？」
実「Aかな。
よくあるじゃない？裸にリボンして、私がプレゼントよ？って」
「…いやだ。」
実「でも、可愛い下着くらいまた着てあげたら？秀太くんに頼まれてるし。」
「えっ？何を？」
実「いや、違うなんでもないけど。
ね、今度また一緒に買いに行こっ!私も見たいし!」
「下着かぁ…」
最近、相変わらずだけどなんて言うか、パターン化してるんだよね。
別に嫌ではないけど。
初めての頃はドキドキしてたのに。
今は恥ずかしさも少しずつ無くなってしまっている気がする。
秀太にも飽きられちゃうかな…。
そうゆう訳で次の休み、実彩子とお買い物へ行く事に。
秀「A？今日どこか行く？」
「ごめん！今日実彩子と約束してるの。じゃあね。」
秀「そう…行ってらっしゃい。」
ーーーーー
実「A、これこれ。」
「これ…」
レースでスケスケのベビードール。
胸はほとんど丸見え。
お腹部分はスリットが入っている。
下は…Tバック。
「これ、着る意味あるの？」
実「そこ！この見えそうで見えないところがいいんじゃない。秀太くん好きそう!」
確かに…好きそう…。
実「うーん黒とピンクどっちがいいかなぁ。」
「えー！こんなの流石に無理!」
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月27日 16時
