Part105 ページ27
秀太side
Aを見送って、
秀「やったー、今日はゆっくりゲームができる。」
なんて幸せな日なんだろ。
…この辺でいつもAが来るんだよな。
良いところなのに後ろから抱きついてくるから結局ゲームをやめてしまう。
今日は、邪魔がいないんだ。よしっ！
…
でも、全然つまんねー。
Aなにやってんのかなぁ。
って仕事してるに決まってんだけど。
俺がいなくて寂しがってないかなぁ。
はぁ…会いたいなぁ。
時計を見るともうすぐお昼。
休憩時間になったら電話してみようっと。
12時になり電話をするとAはすぐに出てくれた。
「もしもし？秀太？」
秀「A？今休憩？」
「うん。私も秀太に電話しようとしてたの。
今何してるの?」
電話してくれようとしてたのか。
秀「…」
Aに会いたくなったなんて言えねぇな。
「ん？秀太？」
秀「えっ？あぁゲーム。」
「全く。ゲームばっかり!
まぁ、ゆっくり休んでね！じゃあまた。」
切られた…。
声聞いたら余計に会いたくなっちまった。
はぁ…腹減ったなぁ。
何か作る？
面倒くせぇ。
買ってくる？
面倒くせぇ。
食べに行く？
Aがいなきゃつまらない。
仕方なくコンビニへ。
こんな時間にこんな格好でウロウロしてるとなんだかいけないことしてるみたいだな…。
ん？いけないこと…
そうだ！
家に戻って、名前の部屋に入る。
良かった窓開いてて。
シンッとした部屋を見渡すときちんと整えられたAのベッドが。
そこにはカワウソの秀ちゃんとパンダのAちゃんが可愛く座っていた。
枕にうつ伏せに寝るとAの匂いがする。
「んーAー」
俺、大丈夫か？やばいやつだろ。
でも、やめられない…。
Aに会いたいなぁ。
Aの匂いに包まれると眠くなってきてしまった。
気が付くと夕方の16時。
あ、もうすぐ帰ってくるな。
んー待てねぇ…。
よし、こうなったら。
俺は急いで準備をして出かけた。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月27日 16時
