Part99 ページ21
あなたside
にっしーと2人で乗り物に乗りに来た。
西「何乗る？」
「じゃあ、やっぱり？」
西「これ？」
「うん！」
ジェットコースターにまたやってきた。
少し混んでいたけど、にっしーは色々話してくれてあっという間に時間が過ぎた。
西「あ、ごめん。」
手が当たってしまった。
「ううん、大丈夫。」
ギュッ
「えっ？」
西「お願い…乗るまで。」
「にっしー…」
急に手を繋がれた。
なんだか急に恥ずかしくなって、にっしーの顔が見れない。
にっしーも何も話さなくなってしまった。
どうしよう…
これ、浮気にはならないよね…
でも秀太にバレたら殺されるだろうな。
にっしーの気持ちは私にはもうないと思っていたけど、時々目が合うときの表情がもしかして、と思う時がある。
西「今、秀太のこと考えてたでしょ。」
「へっ？」
西「アハハ、何その声。
大丈夫、何もしないよ。」
「あ、うん…。」
西「Aちゃん、今幸せ？」
「…」
西「ごめん、幸せに決まってるよね。
変な事聞いてごめん。」
にっしーって、みんなでいるとふざけてばっかりだけど、二人きりになると急に別人になるんだもん。
表情とか目とか…
ちょっとドキドキしちゃう。
西「好きだよ…」
「えっ？」
西「…おれ、みんなのこと好きなんだ。」
…びっくりした。
「私もだよ。」
西「さ、もうすぐ乗れるよ！」
「さっきちょっと怖かったんだよね。でもその怖さが楽しくて！でも、やっぱりちょっとドキドキしちゃう。」
西「ギャーって言えば怖くないよ。」
「何それ、やめてにっしーおかしい。」
そして、ついに私たちの番。
自然と繋いでいた手が離れた。
「はぁー楽しかったー」
西「なんだろ、朝より怖かった…」
「確かにそんな感じしたよね!」
西「ギャーって言っても全然怖かった!」
「だから何それアハハ!
もぅにっしー!」
良かった。
降りたらまたいつものにっしーに戻ってる。
みんなの元につくと秀太の姿が見えない。
「秀太は？」
実「はいはい、あなたの王子様はトイレよ！」
すると秀太が戻ってきた。
「秀太ただいま。」
秀「楽しかった？」
「うん！」
ちらっとにっしーと目が合うとサッと逸らされた。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月27日 16時
