Part81 ページ3
秀太side
あー、眠い…。
Aたちは、キャッキャッうるさく着替えてんな。
日高は寝てるし、真司郎はスマホと睨み合ってる。
俺もゲームしてよ。
実「じゃーん、お待たせー！」
出てきた3人組。
真「おぉ、可愛いやんか！ちあちゃん似合ってるで！」
千「ふふっ、ありがとう真ちゃん!」
寝ていたくせに日高も目を輝かせ宇野ちゃんを褒めちぎっている。
俺は…こうゆうときペラペラ褒め言葉が出てこないんだよな。
「秀太、どう？」
秀「まぁ、いいんじゃね？」
本当は死ぬほど可愛いけど。
「…ふんっ!」
実「ちょっと!秀太くん!
全く素直じゃないんだから！」
千「本当にね。」
秀「うるせえ…」
日「秀太顔真っ赤だぞ。」
真「ほんまや!」
実「Aの事あんなにしておいて今更なに強がってんだか?」
日「あんなにって？」
真「秀太何したん？」
秀「はぁ？何もしてねぇし。なんだよA。」
真っ赤な顔で下を向くA。
「見られちゃったの…」
と胸に手を当てる。
秀「あっ…あぁ」
宇野ちゃんと千晃がニヤニヤしてる。
秀「べ、別にいいだろ！俺の女なんだから。」
実「いやー、聞いた千晃?」
千「バッチリ聞いた!」
実・千「俺の女だってー！」
秀「…うるせぇな。」
日「おい、実彩子に向かってうるせぇとはなんだよ。」
真「ほんまや、ちあちゃんに謝れ！」
秀「お前ら彼女の教育くらいちゃんとしとけ！」
うるさい奴らは放っておこう。
Aと目が合うと、パッと逸らされた。
？？
とりあえず、時間がないから男組も着替える。
真「えっ？これで大丈夫なん？」
実「うん、大丈夫だと思う。」
千「うん、真ちゃんカッコイイ！｣
実「なんだ、みんな似合ってるじゃない。ねぇ？A？」
「えっ…あ、うん。」
？！
日「んじゃ、そろそろ出発しようか。遅くなると混むだろ。」
秀「A？」
「ん？」
秀「いや…なんだ…行くか！」
「うん。」
Aが浴衣に着替えてから少しだけ元気が無くなったような気がする。
宇野ちゃんたちに冷やかされたからか。
ちゃんと、Aを褒めてあげなかったからかな。
って、いつまでこいつらと一緒にいるんだろ…。
せっかく二人っきりだと思ってたのに。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月27日 16時
