Part57 ページ10
あなたside
無事に犯人を捕まえた。
西「警察呼ぶか？」
男「すみません、それだけは。もうしませんから。」
秀「お前、よくもAに怖い思いさせたな。」
西「あんた、同じ職場だよな？とりあえず、会社に戻ろう。」
それからタクシーを呼び、秀太たちがその人を会社に連れて行った。
西「じゃあ、俺達も行こう。」
実「A、よく頑張ったね。」
千「無事で良かった。」
「みんな…本当にありがとう。」
会社に戻ると、にっしーのお父さんつまり社長が待っていた。
社「話しは全て聞いている。俺は警察に連絡した方が良いと思うんだがみんなはどうかね？」
男「そ、それだけは勘弁してください。」
社「そう思うならこんな事をするな！」
いつも温厚な社長の初めて怒鳴る声を聞いた。
男「はい…申し訳ございませんでした。」
社「謝る相手は私ではないだろ。」
その人は私の方に体を向ける。
すると秀太がさっと私の前に来た。
「秀太…大丈夫だから。」
男「ごめんなさい…初めて見たときから好きになってしまいました。でも、いつもあなたのそばにはこの人がいて…調べたら幼馴染で…ただの幼馴染だと思ってたけど最近二人の雰囲気が変わって…付き合ってるんだと思いました。それからは嫉妬に狂って…どんどんエスカレートしてしまって…」
社「Aさん、決めていいんだよ？」
「警察には行きません…。」
男「へっ？」
秀「おい、A。」
「私だけで無くここにいるみんなに迷惑をかけた事は許せないです。ただ…あなたがどれだけ脅そうと私の中で秀太の存在は消えませんから。
いつか…あなたもそうゆう恋愛をしてください。」
秀「A…」
社「会社の処分は明日決める。もぅ、2度目はないと思っていろよ？」
男「はい…ありがとうございました。」
社「よし、真っ直ぐ帰れ。」
ふらふらしながらその人は帰って行った。
社「みんな良く頑張ったな!どれ、隆弘これでみんなに夕飯をご馳走してやってくれ。」
実「え？ありがとうこざいます!」
日「おい、実彩子!」
社「ハハハハッ、いっぱい食べて元気付けろ？じゃあ、お疲れさん！」
「みんなありがとう…」
実「水臭いよA。」
千「そうそう!私達の彼カッコ良かったでしょ？」
西「えぇー俺は？ねえ俺は？」
実「にっしーうるさい！」
秀「A…」
「秀太…」
秀太に抱きしめられると今まで張り詰めていた糸が切れ涙が止まらなくなる。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月22日 22時
