Part53 ページ6
秀太side
Aがそばにいれば辛い残業だって頑張れる。
「飲み物買ってくるね。秀太は何がいい？」
秀「ん。コーヒーでいいかな。」
「うん。分かった。」
はぁ…可愛いなぁ。
西「俺も行くよ！」
…こいつがいなければ尚更良かったけど。
俺も秀太を待って2人を送って行く、なんて言い出しやがって。
まぁ、有り難いといえば有り難いがさっきからイチャイチャしてんのが腹立つんだよな。
「はい、コーヒー」
秀「ん、ありがとう。」
西「Aちゃん、それでさっきの続きなんだけどさぁ…」
「あははっ！ウソ。にっしー面白すぎるんだけど。」
西「だろ？もう俺もびっくりしてさ。」
…ずっとこんな感じ。
俺からは少し離れた場所に座り席だって隣に座って…近い…。
何だかイライラしてくる。
秀「A、ちょっと。」
「ん？なぁに？」
なんて可愛く近付いてくる。
秀「ちょっとここ座って」
隣のチェアに座らせる。
「座るの？ここに？」
座ったと同時にローラーを滑らせて引き寄せる。
「キャッ」
バランスを崩して俺に倒れかかるAの後頭部を押さえつけてキスをした。
「なっ何すんのよ！」
秀「したくなったから。」
「バカッ!にっしーだっているのに。」
真っ赤な顔してるAと。
口を開けたまま固まってる西島。
よしっ！
少しスッキリしてやる気が出てきた。
何とか8時には終わった。
西「よし、帰るか!」
「にっしー、本当に良いの？」
西「えーそれじゃあ俺の待ってた意味がなくなるじゃん！」
秀「まぁ俺は電車でもいいけどな。」
西「もう!秀太!」
「もう…にっしーをいじめないでよ。」
西「えーん、Aちゃーん。」
秀「触るな!」
西「秀太が怖い…。Aちゃーん。」
秀「だからAに触るなって言ってんだよ!」
「ふふっ仲良しなんだから。」
秀・日「仲良しじゃねーよ！」
その日は西島に送ってもらって、無事何事も無く終わった。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月22日 22時
