Part48 ページ1
あなたside
なんだか最近視線を感じる…。
特に会社で。
周りがみんな目立つ人たちだからかな。
まぁ、これと言って何かあるわけじゃないし気にすることないか…。
「ねぇ、実彩子さぁ最近なんか見られてる気しない？」
実「え？別に?ないけど。なんで？」
「あ、いや無いならいいの。」
実「あ、そういえばトリプルランド行く日ちゃんと秀太くんに聞いてくれた？」
「うん。10月は大丈夫みたい。」
実「じゃ、後は千晃たちだけだね。」
カシャ
‼？
「今カメラの音したよね?」
実「えー？さっきから何なの？」
「勘違いならいいの。ちょっとトイレ。」
トイレに向かうとサッと人影が動いた気がした。
だ…誰。
私はその人影が入った場所に恐る恐る近く。
？「わっ」
「キャッ！…なんだ秀太か…」
秀「Aが来るの見えたからさ驚かせようと思って。」
「もしかして、さっき私の事カメラで撮った？」
秀「はぁ？なんで隠し撮りなんてしなきゃいけねーんだよ。
…あ、今度してる時のAの写真撮っちゃうかな。」
「もぅやめて、変態。そんな事したら別れるから！」
秀「俺の目はコピー機能付いてるからいいもんねー。いつでも再生できるの」
「バカじゃない。やめて！」
秀「A…チュッ」
「ちょっと…誰かに見られたらどうするの？」
カシャ
‼？
やっぱり…誰かいる…。
振り向いても誰も見当たらなかった。
何だか気味が悪くて秀太のスーツを握った。
秀「どうしたの？」
「秀太…」
？「あ、末吉ー！電話入ってるぞー！」
秀「はーい。じゃあまたな!」
「あ、秀太…」
どうしよう。
とりあえずトイレを済ませ、持ち場に戻った。
仕事が終わると、秀太から今日も少し遅くなると連絡が入った。
少し怖さはあったけど、この時間は人も多いしまぁ大丈夫か。
特にこの日は何も起こらなかった。
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年9月22日 22時
