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Part54 ページ4

あなたside




「隆弘?…さっきの女の子達大丈夫だったの?」




西「えっ?なんで?」



「いや、一緒に花火見たかったんじゃないのかなって…」



西「見ても良いの?あの子達と?」




「えっ…見たいなら…良いよ…」




西「…そしたらAは?」




「私は…」



1人でも…




西「さっきみたいな男と見るの?」




「いや、見ないって…」




西「俺はヤダよ。Aと一緒に花火見る。」




「隆弘…」




西「1人にしてごめん…今日は変な男多いからもう離れないで。」



「う、うん…」




すると花火が始まった。



「キャッ、びっくりした。」



隆「ハハッ、食べ物買って少し花火見ようか。」



「うん。」




すると前からくる人物と目が合う。




周りのたくさんの人が一瞬に消えて私達だけの空間になった。




お互いに目が合ったまま時間も止まっている。





西「末…吉…」



体も動かないし声も出ない。




西「良く…会えたな…日高たち見かけた?」




秀「いや…会ってない…」




西「そっか…じゃあまたな…」



秀「あぁ…」



目の前が真っ白になるけど、秀太くんと彼女がしっかりと繋いだ手だけははっきりと見えた。




"A"



優しく私の名前を呼んでくれる秀太くんはもういない。



西「A?」



「はいっ?」



西「どこか座れる場所行こうか。」



「うん…」



隆弘はリュックからシートを出して敷いてくれた。



「ふふっ…」


西「なんだよ!」



「ううん、準備良いなって。ありがとう。」



そして並んで座って色々食べながら花火を見る。



今頃…秀太くんも見てるのかな…




なんて…




すると隆弘に肩を抱き寄せられる。



「えっ…」



西「泣くなよ…」



泣いてた?



あっ…本当だ…




気付いてしまったら、どんどん溢れてくる。




隆弘はずっと背中を擦ってくれていた。



気が付くと、花火は終わっていて、周りの人はほとんどいなくなっていた。




「ごめん…」



西「ううん。」




「いっつも私のせいでつまらなくなっちゃうね。」





西「…そうかもな…」




「ごめんね…」




西「だから離れられないんだ…」




「えっ?」




西「Aがいつも泣くから俺がそばにいてやらなきゃって思うんだ。」




「それじゃ…隆弘が東京行くまでには強くならなきゃね…」

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mamechan(プロフ) - AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推しさん» お久しぶりぶりです!いつも嬉しいお言葉をありがとうございます(*^^)これからも宜しくお願いします(≧∇≦) (2020年10月2日 11時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推し - お久しぶりです!コメント久しぶりにします!ずっとコメント出来なくてすいません(´・_・`)でもずっと読んでました!どれもすっごく良くて大好きです!これからも応援してます! (2020年10月1日 22時) (レス) id: 47361d4ad7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2020年9月17日 9時

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