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Part107 ページ7

あなたside



仕事をしていても秀太の笑顔が頭から離れない。



やっぱり昨日は夢だったのかな…



それとももう…私のことは忘れたのかな…




シェフ「桃田、ちょっと良いか?」



「はい。」




シェフに呼ばれて休憩室へ。




シェフ「何があった…」




「えっ…?いや何も…」




シェフ「何もないわけないだろ。そんな顔で。」



「すみません…」



シェフ「仕事で何か悩んでるか?それとも…末吉か?」




やっぱり分かっちゃうよね…



シェフ「当たりか…」



「すみません…もう仕事にはご迷惑おかけしません。」



シェフ「まぁな…なぁ今日夜ちょっと付き合え。」



「はい…」




私は休憩時間に園部さんに連絡を入れる。



"分かった。今日はどうした?"



"シェフに気付かれてしまって…でも大丈夫です。"



"そうか、無理しないで頑張れよ。"



心が温かくなる。




シェフ「着替えてきなさい。」



仕事が終わり着替えるとホテルのレストランの席に通される。



端の席に座るとホールの人がホットコーヒーを持ってきてくれた。




シェフ「昔、俺が新人の時は今の時代では考えられないくらいもっと厳しい世界だった。同期でその時一人の女の子が一緒にいたんだ。昔はみんな目が丸くなるくらいこの業界に女がいることに驚いた。男ばかりの中に女がいると修行の邪魔になる。だけど…彼女はたくさん辛い思いをしながらも諦めなかった。その時のシェフが本当に良い人で俺も未だに尊敬するのはその人だけだ。そのシェフは彼女を贔屓することなく辛い仕事もさせ一生懸命支えていたんだ。
いつの日か頑張る彼女に俺は恋をした。」



「えっ…」



その時、ホールの人がケーキを持ってきた。



これ…



シェフ「食べろ。来月のデザートの試食だ。」



「はい…いただきます。」



一口食べただけで分かる。




秀太が作ったんだ…




シェフは私をジッと見ている。




私は泣かないようになんとか食べ終えた。



シェフ「どうだ?」



「美味しかったです…」



シェフ「そうか?」



「えっ…」



シェフ「まぁ良い…それでえーっとどこまで話したかな…」



「その女性に恋をしたと…」



シェフ「そうだそうだ。それで、まぁその付き合う事になったんだけど、周りにはやり難くて仕方がないと文句を言われるようになってな。まぁ誰だって気を遣うだろうな。だけどやっぱり救ってくれたのはシェフだった…」

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mamechan(プロフ) - AAA秀太くん真ちゃんにっしー推しさん» いつもありがとうございます!最後まで読んで頂きエ嬉しいです(≧∇≦) (2020年7月1日 23時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 完結おめでとうございます!今回のお話もすごく良かったです!次の作品も楽しみにしてます! (2020年7月1日 23時) (レス) id: 5a32becb2c (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - AAA秀太くん真ちゃんにっしー推しさん» コメントありがとうございます!忙しい中読んでくださりありがとうございます(≧∇≦)これからも宜しくお願いします! (2020年6月25日 14時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 続編おめでとうございます!読むの遅くなり今読みました!続編も無理せず頑張ってください!!! (2020年6月24日 22時) (レス) id: b9520be8bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2020年6月9日 21時

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