Part106 ページ6
あなたside
園部さんは私をベッドに座らせて抱きしめてくれた。
園「寝たら帰るから…泣きたかったら泣いても良いし。」
秀太じゃないのに、園部さんの腕の中はとても温かかった…
ずっと泣き続け気が付いたら眠っていた。
もう朝？
起き上がると園部さんは私の手を握りベッドに寄りかかって眠っていた。
私が手を離すと目を覚ます。
園「あっ…おはよ…」
「おはようございます…」
園「ごめん、帰るって言ったのに寝ちゃった。」
「いえ…私の方こそごめんなさい。」
園「少し眠れてたみたいだけど…」
「はい、少し楽になりました。」
何が楽になったの…
秀太がいない朝がこんなにも辛くて寂しいなんて…
園「桃田…大丈夫だから…」
また泣き始める私の頭を優しく撫でてくれる。
「ありがとうございます…園部さんがいなかったら私どうにかなってました。」
園「なぁ…あのさ…」
「はい？」
園「いや…なんでもない…」
じゃあどうしてそんなに悲しい顔をしてるのかな…
園「俺、今日は休みなんだけど送って行こうか？」
「ふふっ…子供じゃないんですから大丈夫ですよ。」
園「桃田…帰りは迎えに行くよ…」
「だから大丈夫ですから。」
園部さんに抱きしめられる。
園「俺がそうしたいの。」
「あんまり…甘やかさないでください…」
園「甘やかしてるつもりはないけど…とにかく行くから先に帰るなよ！じゃあ俺は帰るから…またな。」
「あっ…」
一人になると急に秀太の事を思い出す。
別れたなんて嘘だよね…
今日会えたら、何本気にしてんだばーかって私の頬を引っ張ってくれるよね。
誰もいない場所でこっそりキスしてくれるよね。
久しぶりだねって抱きしめてくれるよね…
秀太………
お願い…もう一度…
もう一度好きって…言って…
泣いてばかりも行かなくて仕事に出かける。
外に出るとまた涙で前が滲んでくる。
1人になるには寒すぎる…
厨房へ行く。
昨日は秀太しかいなかったけど今日はペストリーのシェフもいたから挨拶に行かなくてはいけない…
「おはようございます。」
シェフ「おはよう桃ちゃん！」
秀「おはようございまーす。」
えっ…
なんで笑ってるの…
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mamechan(プロフ) - AAA秀太くん真ちゃんにっしー推しさん» いつもありがとうございます！最後まで読んで頂きエ嬉しいです(≧∇≦) (2020年7月1日 23時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 完結おめでとうございます！今回のお話もすごく良かったです！次の作品も楽しみにしてます！ (2020年7月1日 23時) (レス) id: 5a32becb2c (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - AAA秀太くん真ちゃんにっしー推しさん» コメントありがとうございます！忙しい中読んでくださりありがとうございます(≧∇≦)これからも宜しくお願いします! (2020年6月25日 14時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 続編おめでとうございます！読むの遅くなり今読みました！続編も無理せず頑張ってください！！！ (2020年6月24日 22時) (レス) id: b9520be8bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2020年6月9日 21時
