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Part115 ページ15

秀太side




西「秀太、大変だ…」



秀「なんだようるせぇな…」



西「Aちゃん…園部さんにはっきり断ったって…」




秀「えっ…」



西「秀太の事一人で待ってるってさ。お前も…」



秀「そんな…」



A…



西「頑張れよ…このままで良いのか?二人ともまだ好きなのに何やってんだよ…」



秀「あぁ…ありがとな…」




厨房に戻るとAは園部さんと楽しそうに笑っていた。



一人で待ってるか…



本当にそう思ってくれてるのかA…




シェフ「聞いたぞ末吉。シェフからやっとオッケーもらったんだって?」



秀「はい、色々とご迷惑おかけしました。」



シェフ「何の材料が足らなかったんだか…」



秀「はい…」



気付かせてくれたのは紛れもなく俺の愛する人。



シェフ「バレンタインデザートの顔だからな。頼んだぞ。」




秀「はい。」




そして数日が経ち2月になる。



Aとは特に進展はないけど、少しずつ前みたいに話せるようになった。
みんなと一緒に休憩もしたし、昨日は二人で休憩した。




ちゃんと話そうとは思ってるけど、これこそタイミングが間違ったら最悪。



バレンタインまではまた忙しい毎日だから、それを目指してとりあえず頑張ってみようかな。




「秀太忙しそうだね。」




秀「まぁな…バレンタインが終わるまでは。」




「バレンタインかぁ…」



Aはペストリーにあるチョコレートのカタログを見ている。



「私も何か作ってみようかな…」




秀「はぁ?」



「なっ、何?」



そのチョコ誰にあげるんだよ…




「みんなに配るのどうしようかなって思ってたんだよね。数も結構じゃない?」




秀「確かにな…」



すっげぇモヤモヤしてきた…



「何が良いと思う?」



秀「たくさん作るならクッキーとかじゃねぇの?」




「クッキーか。良いかもしれないね。」



2枚ずつかなぁなんて考えてる姿に嫉妬心が芽生える。



「ねぇ…」



秀「なんだよ…」



「教えてよ…作り方…」



秀「はぁ?クッキーなんて何か見れば作れるだろ普通…」



ハッと気付く…




Aは悲しい顔をしてた。



秀「しょうがねぇなぁ…講師代高えぞ?」



「じゃあ違う人に頼む…」



秀「おいっ…分かったよ…」



「ふふっ、じゃあよろしくね!」



ったく…だけどAはきっと勇気を出して誘ってくれたに違いない。



これはこれでチャンスなのかと思った。

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mamechan(プロフ) - AAA秀太くん真ちゃんにっしー推しさん» いつもありがとうございます!最後まで読んで頂きエ嬉しいです(≧∇≦) (2020年7月1日 23時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 完結おめでとうございます!今回のお話もすごく良かったです!次の作品も楽しみにしてます! (2020年7月1日 23時) (レス) id: 5a32becb2c (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - AAA秀太くん真ちゃんにっしー推しさん» コメントありがとうございます!忙しい中読んでくださりありがとうございます(≧∇≦)これからも宜しくお願いします! (2020年6月25日 14時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 続編おめでとうございます!読むの遅くなり今読みました!続編も無理せず頑張ってください!!! (2020年6月24日 22時) (レス) id: b9520be8bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2020年6月9日 21時

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