Part89 ページ39
秀太side
最高の誕生日を過ごさせてくれたAに感謝しかない。
それからというと、忙しさがピークを迎えホテルのパティシエは交代で仮眠をしながらクリスマス習慣を迎えた。
Aと話す時間もなければ帰れない日もある。
しんどいと思う暇もないくらい忙しい。
シェフ「末吉、それが終わったらスポンジ焼くぞ。」
秀「はい。」
全く終わりが見えねぇ。
「秀太…」
秀「A!」
「お疲れ様…」
Aの顔を見れて疲れが減っていく。
「これ、着替え持ってきたけど…」
秀「ありがとう。後でシャワー借りるわ。」
「うん…もう少し頑張ってね。」
秀「あぁ…ありがとう。」
抱きしめたいしキスもしたい。だけど職場だし…
秀「明日、イヴだっていうのに一緒に過ごせなくてごめんな?」
「ううん。秀太が頑張ってるんだもん平気。」
秀「ねぇ、ちょっとこっち…」
「えっ?何?」
我慢出来なくて人の目を盗んでキスをした。
「ちょっと…」
秀「ちょっと生き返った…」
「そうだよね。私も…」
秀「Aー…」
「でも、もうダメ…帰ってきたらね?」
秀「クリスマス終わるまでは無理そうだよ…」
「25日の夜は帰れるでしょ?26日はやっと一緒にお休みだし、いっぱい癒やしてあげる。」
なんて恥ずかしそうに言うAを見ると頑張らなきゃと思えた。
秀「頑張るからたくさん癒やしてね。」
「うん…じゃあ…私は帰るね…」
秀「うん…気をつけろよ?」
「はーい。」
きっと日本中いや、世界中のパティシエが忙しく頑張っている。
俺も…やってやる。
Aのおかげで少し体が軽くなり気合いも入った。
そしてクリスマス当日。
シェフ「終わった…」
秀「お疲れ様でした。」
シェフ「疲れただろ?」
秀「はい…」
シェフ「桃ちゃんにたくさん癒やしてもらえ?」
秀「はい、そのつもりです。」
シェフ「うわっ、言わなきゃ良かった…腹立つ。」
シェフは帰る気にもならなくてホテルの1室を借りて寝るらしい。
シェフ「じゃあな、ゆっくり休めよ。」
秀「はい、お疲れ様でした。」
正直俺も今すぐ寝たかったけど、それよりも何よりもまずAに会いたい。
待ってろよA…
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mamechan(プロフ) - あいやんさん» いえいえ、こちらこそごめんなさい…そう言っていただけてとっても嬉しいです(≧∇≦)これからもよろしくお願いします! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
あいやん(プロフ) - そうですよね!なんか急にすみません!作品の続き楽しみにしてます! (2020年5月27日 20時) (レス) id: e13f256cf9 (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - あいやんさん» コメントありがとうございます!そんな事言ってもらえて嬉しすぎます(≧∇≦)ヲタ垢あります!ですが、正体バレが嫌なので(笑)ごめんなさい(_ _;)偶然繋がってる可能性もあるかもしれませんね! (2020年5月27日 20時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
あいやん(プロフ) - mamechanさんの作品全部好きすぎて何度も読みまくってます( ´艸`) もし、インスタのヲタ垢とかありましたらフォローしたいです!!! (2020年5月27日 14時) (レス) id: e13f256cf9 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀太くん真ちゃんにっしー推し - 更新楽しみにしてます!これからも応援し続けますね! (2020年5月17日 23時) (レス) id: 38b51ef0f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mamechan | 作成日時:2020年5月16日 14時