アントルメ2

Part84 ページ34

あなたside



西「おーい！」



「にっしー！実彩子！おはよー！」



実「秀太くん誕生日おめでとう！」



秀「サンキュー！」



日「ねぇ、俺も明日なんだけど誕生日。」



「そうなの？すごいね!」



日「だからAちゃん明日はハグして？」



秀「ふざけんなよ日高…」



日「おぉー怖い…」



「もう…彼女にたっぷり祝ってもらいなさい。」



厨房に行くと秀太の誕生日だからってみんな私をからかってくる。



先「いーなー。俺も桃ちゃんにお祝いしてもらいたい。」



先「プレゼントは何にしたの？もしかして桃ちゃん？」



「えっ？なんですかそれ。」



先「よくあるじゃん？裸にリボン巻いてさ？」



「なっ…そんなプレゼントしません！」



先「いいなぁ。俺も欲しい…」



色々と妄想ばかりが膨らんで言いたい放題。



当の本人は満更でもないようにニコニコしてるし。




私はただただ恥ずかしいだけ。



シェフ「桃ちゃん！ケーキどうだった？」



「はい、喜んでくれました。シェフありがとうございます。」



シェフ「アイツもめちゃくちゃ嬉しそうにお礼言ってきたよ。もう顔がニヤニヤしてて頭にくるわぁ。」



ふふっ、嬉しいなっ。



今日は私の方が少し早く上がれた。



「秀太、先に帰ってるよ？」



秀「だめ。もう少しだから待ってて。」



だめって…



「分かった。待ってるね。」



今日は2つ目のプレゼントをあげようかな。




3つ目はいつにしよう…



そんな事を考えていると秀太から電話が来る。



秀「終わったよ！」



「お疲れ様。今行くね!」



二人で家に帰る。



明日は一緒にお休み。



なんて幸せなんだろう。



「ねぇ秀太、明日は何か食べたいものある？」



秀「んー…ビーフシチューとか食べたいかも。」



「ビーフシチューね…分かった。」



秀「作ってくれるの？」



「もちろん。ねぇお昼はこの前話してたフレンチのお店行かない?」



秀「良いね。行ってみようか。」



「ふふっ…」



秀「なんだよ…」



「ううん…秀太おめでとう。」



私はお祝いしたくて何度もキスをする。



「はい、これプレゼント。」



秀「えっ？ケーキがプレゼントじゃねぇの？」



「あれは1つ目！これは2つ目！」



秀「何個あんだよ。」



「さぁ？どうかなぁ？」



秀「なんだそれ。ねぇ開けていい？」

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