Part55 ページ5
あなたside
「次はいつ会えますか…」
秀「4日間バイトだから…5日後かな…」
「えー…それまで会えないんですか…」
秀「バイト帰りに寄るから。なっ？」
「うん…」
最後にキスをしてバイバイをした。
あーもう…本当に好き…
？「A！」
振り向くと元カレの和也くんがいた。
なんでいるんだろうって、近所だからいてもおかしくはない。
「この前はプールで会うなんてびっくりしたね。」
元カレ「ねぇ…今の人彼氏？」
「そうだけど…」
元カレ「プールの監視員やってたよな？」
「うん…」
元カレ「なるほど…そういうことか…」
「えっ？何？」
元カレ「ううん、なんでもないよ…あっ、そうだコレ…今日ゲーセンで取ったんだ。Aにやるよ。」
小さなマスコットが付いたキーホルダー。
「あっ…ありがとう。」
元カレ「ううん、じゃあまたな。」
「うん…バイバイ。」
家に帰りにベッドに横になると色々とよみがえる。
今日…先輩じゃなくて秀ちゃんと愛し合えたんだよね。
はぁ…幸せだったなぁ…
何だか体の関係を持つと、より秀ちゃんから愛されてるような気持ちになる。そして私は秀ちゃんの彼女なんだって何だか今までよりもぐっと距離が近くなったような気がする。
いつものように寝る前に電話がかかってきた。
しばらく話をしていると、
秀「なんか雑音が入るんだけど?」
「えっ？本当？なんだろう電波悪いのかな。」
秀「かもな。まぁ良いけど。それでさ…」
さっきまで一緒にいたし、秀ちゃんはそこまで話すタイプじゃないけど、この電話が心地良くて好き。
「なんか眠くなって来ちゃった…」
秀「明日も部活だろ？もう寝よ。」
「うん…秀ちゃん…」
秀「なんだよ。A…」
「大好き。」
秀「なぁ…会いたくなるからやめろよぉ。」
「私も会いたいです。」
秀「やっぱり明日Aの家寄って良い？」
「うん。来てほしいです。」
秀「良かった。」
「じゃあまた明日。」
秀「うん、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
また明日会えると思うと頑張れそう。
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作者名：mamechan | 作成日時：2020年4月7日 11時
