それでも僕はいつも君を探している2 (ページ2)

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Part52 ページ2

あなたside

今日は先輩と約束していた日。

バイトが休みだから與先輩と一緒に部活が終わる頃体育館に来た。

私服姿の先輩たちに女子バスケの子たちが騒ぎ出す。

私も初めて見たときは衝撃だった…だってカッコイイんだもん…

だけど、やっぱり先輩がいるだけで何倍も楽しさが増す。

部活が終わると先輩たちは先生と話してるから私は片付けて着替える。

実「あ～もう～!」

「どうしたの？」

実「今日は先輩の家に行くんだけど、めちゃくちゃ汗かいた。」

「私もだよ…」

実「汗臭いとか最悪じゃない？」

「うん…」

とりあえず持っている汗拭きシートやスプレーで匂いを消す。

「シャワー浴びたいくらいだね。」

着替えが終わると先輩たちは待っていてくれた。

実彩子たちと別れて先輩の後ろに飛び乗る。

秀「今日は暑いなぁ～…今日もか…」

「本当に暑いですね。ねぇ、そういえば先輩たちのこと見て女の子たちみんな目がハートになってましたね？」

秀「はぁ？真司郎だけだろ…」

「そんなことない！先輩のことも見てたもん。それに先輩の方が…」

秀「なんだよ？」

「先輩の方が…カッコイイ…」

與先輩もカッコイイけど、私からしたら末吉先輩の方がカッコイイ。好みの問題だろうけど。

大好きな背中に抱きつくと、暑いと言われた。

だけどその声はとっても優しかった。

「お邪魔しまーす。先輩の部屋涼しい～!」

秀「タイマーかけておいて良かった。」

ベッドに二人で並んで座ると先輩はキスをしてくれた。

秀「あっそうだこれ！この前言ってたマンガ、持って帰る？」

「先輩のお家に来たとき読ませて貰えば良いですよ。」

秀「だーめ！せっかく二人でいるのにマンガ読むな!」

「ふふっ、そうだった…」

そう言ってまたキスをしてくれた。

するとそのまま押し倒される。

今日…もしかしたらこのまま…

初めてで少し怖い気もするけど、私は先輩に身を委ねた。