ずっとこのまま君に恋していたい2 (ページ47)

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Part97 ページ47

あなたside

もうすぐ秀ちゃんの誕生日。

秀「欲しいもの？」

「うん…誕生日プレゼント。」

全く思い付かなくて。

秀「うーん…ない…」

「もう、それじゃ困るの!何でも良いから言って！」

秀「じゃあ…」

「じゃあ？」

秀「Aを1日服従させられる券かな。」

「何それ…」

秀「んー後はねぇ…」

「ねぇ、物にしてよ…」

秀「物？別にいらねぇし。あー何でも良いからAとお揃いの物が欲しい。」

「お揃いの物？」

秀「うん。何でも良いんだ。キーホルダーとかタオルとかスマホケースとか…うーん後は…」

「なるほどね！分かった!何か探してみるから。」

秀「違うって。Aの分は俺が買うから一緒に探しに行くの！」

結局こうなる羽目に…

秀ちゃんの次の日は光啓くんの誕生日。

「千晃はプレゼント買ったの？」

千「うん！でね…その日はその…」

「ん？恥ずかしがってどうしたの？」

千「当日…日曜日だから土曜日の夜にホテルにお泊りしようと思って…」

実「えっ？旅行？」

千「いや…違うの。つまりそうゆうホテル…」

「えっ？そうなの!」

そっか…クラスの子も前にそんなこと言ってたなぁ…

確かに家より気を遣わなくていいし…

でも、私から行こうって誘うの？なんか恥ずかしいなぁ。

千「Aは？何かあげるの？」

「あ、プレゼントは何かお揃いの物を探しに…って事ぐらいしかまだ決めてない…」

実「A達も泊まっちゃえば？」

「えー!でも私から言うの恥ずかしい…」

実「大丈夫だって！絶対喜ばれるよ！」

千「秀太くん喜びそう!」

「じゃあ実彩子も行こう？みんなで同じ日に…」

実「同じ日に？なんか嫌だ…」

「えーじゃあ誘えない…」

千「なるほどね！みんなで行こうなら確かに誘いやすいかも。」

実「えー！うちは誕生日じゃないのに？」

「実彩子もたまにはいいんじゃない？隆弘くん癒やしてあげなよ！」

一方でどうやら秀ちゃんたちも同じような話をしていたみたいで…

秀「えっ？いいの？」

「うん…秀ちゃんのお誕生日二人で過ごしたい。」

秀「まじか。すげー嬉しいんだけど。」

「えへへ。私も…」

そして誕生日の1週間前

私と秀ちゃんはお揃いの物を探しにショッピングへと出かけた。