ずっとこのまま君に恋していたい2 (ページ46)

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Part96 ページ46

あなたside

どうしてだろう。

今までも抱きしめてもらったりキスをしたりされるのは大好きだったけど、それだけじゃ足りなくて…

「秀ちゃん…」

つい甘えてしまう。

そんな私に戸惑いつつも気持ちを受け入れてくれる秀ちゃん。

「大好き。」

秀「Aに誘われちゃうなんてなぁ。幸せ。」

「誘ってないもん。」

秀「ふぅ～ん?」

「だって…なんか…」

秀ちゃんが欲しくなっちゃうんだもん。

秀「大丈夫。嬉しいんだよ？」

「幸せだったよ。ありがとう。」

秀「どうする？腹減って死にそう…」

「もうだいぶお昼過ぎちゃったもんね。」

秀「だってAがしてって言うから。」

「私のせいなの？」

秀「そうだろ？俺は出掛けようって言ったのにAが誘ってくるんだもん。」

確かに、否定できない…

秀「良いんだよ…俺もしたかったんだから。」

秀ちゃんはいつも優しい。

近くのファーストフード店でお昼だかおやつだか分からないけどお腹を満たす。

それから二人でお散歩しながら公園に行ったり本屋さんやCDショップに寄ったりしてデートしてきた。

「えー？秀ちゃんたち明日休み？」

秀「そっ、代休。」

「ずるいー！」

秀「良いだろ？」

「えっ!じゃあ明日は行きも帰りもいないの？
寂しい…」

秀「帰りは迎えに行くよ。」

「えっ？わざわざ学校まで？」

秀「うん。どうせ西島も日高も行くと思うけど?」

「ふふっ、それもそうかも。じゃあ…帰りだけよろしくね。待ってるから。」

秀「そろそろ送って行くよ?」

「うん…」

もうすぐバイバイかぁ…寂しいな…

秀「A?」

「ん？」

秀「寂しいのは俺も一緒だからな。」

そう言って優しくキスをしてくれる。

どうしてわかっちゃうのかな…

寂しくて秀ちゃんがどうしようもなく恋しくてずっとこのままこうしていたくなる。

秀「帰せなくなるからもう行くぞ？」

「うん…」

秀「今度またお泊りしたいね。」

「うん、したい。いつでも来て？」

秀「ふふっ、うん。」

幸せでどうしょうもなく胸がいっぱい。

寝ても覚めても秀ちゃんのことで頭がいっぱい。

ねぇ、大好きだよ…秀ちゃん。