Part93 ページ43
秀太side
Aから泊まりに来て大丈夫と連絡が入った。
うわぁ…嬉しい。
俺は一回家に帰ってシャワーを浴びてから行くと返信した。
駅にAが迎えに来てくれていた。
「秀ちゃん！」
秀「暗くて危ないだろ!…でもありがとな。」
「うん、ごめん。」
秀「寒くない？」
「寒い…」
と抱きついてくる。
今日はめちゃくちゃ甘えてくれて幸せ…
秀「これじゃ歩けないだろ〜」
「んーだって…」
俺は肩を抱いて歩いた。
「ふふっ、暖かい…ねぇ、今日の秀ちゃんの服格好いい。」
秀「そう？」
「うん…好き。」
Aの家に着くとお母さんしかいなかった。
秀「お邪魔します。」
母「秀太くんいらっしゃい!今日はゆっくりしていってね!大したものないけどご飯食べましょ!」
いつも通りAのお母さんは優しくて。
秀「お兄さんは？」
「彼女の家に行った。」
秀「そっか…」
なんだかホッとする。
ご飯を食べ終えAの部屋に行く。
「じゃあ私お風呂入ってくるね？」
秀「うん、いってらっしゃい。」
俺はテレビを見て待ってるけど、前にAとお風呂に入ったことを思い出していたら全く内容が入って来ない…
またいつか一緒に入れるかなぁ。
泊まりに行きたいなぁ。
「秀ちゃんお待たせ…」
秀「早くない？」
「そう？30分くらい経ってるよ？」
秀「あっ…そう？」
それから一緒にテレビを見たり雑誌を読んだりスマホゲームをしたり。
そのうちAが大きなあくびをした。
秀「寝る?」
「うん。ちょっと眠い。」
あれあれ…なんだかまずいな…
秀「布団入ろう。」
「あっ！」
秀「なんだよ…びっくりすんだろ！」
「ふふっ、ドア開けられないように…こうしておくの。」
開けられないように…
布団に潜ると俺に足を絡めてギュッと抱きついてくる。
いやもう俺…元気になっちゃってるんですけど。
「秀ちゃん…」
良いんだよな…
俺はAにキスをした。
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作者名：mamechan | 作成日時：2020年1月17日 20時
