Part89 ページ39
秀太side
秀「ちょ、ちょっと待て!Aちょっと勘違いしてるぞ？俺さ、別に体目当てとかじゃないからな？」
ショックだった。そんなことAが気にしてるなんて。
秀「A…ごめん。俺ちょっとがっつき過ぎてたかもしんねぇ…」
「ううん…私の方こそごめんね…」
秀「とにかく、別れたいなんて思ってないから！それだけはちゃんと分かってて？」
「うん…」
秀「あと、ちゃんと話してくれてありがとう。」
「うん…秀ちゃん…」
秀「ん？」
「チュッ…」
ったく可愛いなぁ…
そして文化祭当日。
男だけの学校にこの日ばかりは女子で溢れる。
みんな本当にこの日を心待ちにしている。
俺はAのことしか待ってないけどな。
兄「秀太く〜ん！」
げっ！
秀「おはようございます…」
兄「今日A来んのか？」
秀「はい、来ます。」
兄「一人にさせんなよ？」
秀「はい、大丈夫です。約束します。」
相変わらず過保護だけど、優しいんだよなぁ。
俺のクラスは焼きそば屋。
男「なぁ、ヤバイ子たちが来たよ！」
男「い、今昇降口にいた…」
男「まじで？うちのクラス来ないかなぁ…」
男「ほら来たぁ!」
何となく嫌な予感がしてクラスの野郎たちが騒ぐ方を見ると…やっぱり…
俺の事を見つけるとニコッと笑って「秀ちゃん」
と呼んでくれた。
一斉にみんなこっちを振り向く。
秀「A、待ってたよ。」
「初めて秀ちゃんの学校来ちゃった。」
秀「そういえばさっきお兄さん来たぞ？」
「げっ、なんか言ってた？」
秀「一人にさせんなって。男ばっかりだからな。」
「う、うん。」
秀「離れんなよ…」
「でも、秀ちゃんも当番とかあるんでしょ？」
秀「うん。だから日高か西島に一緒にいるように話してあるから。」
日「必ず俺達といること！千晃ちゃんもAちゃんも分かったね!」
「うん、ありがとう。って実彩子は？」
千「さっき隆弘くんといたよ？」
日「俺と秀太、お昼まで当番だから最初は西島といて？隣のクラス行ってみよう。」
「うん、じゃあね秀ちゃん！」
可愛い可愛い可愛い…
男「なぁ…今の秀太の彼女？」
秀「そうだけど？」
男「うわぁまじか…早速失恋じゃねぇか…」
男「秀太の彼女可愛いって噂あったけど本当に可愛いかったなぁ…」
秀「勝手に噂すんなよ…」
男「良いなぁ…日高の彼女も可愛すぎるし…あぁ羨ましい…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mamechan | 作成日時：2020年1月17日 20時
