ずっとこのまま君に恋していたい2 (ページ20)

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Part70 ページ20

秀太side

秀「ごめん、お待たせ。」

そこには日高たちもいた。

実「秀太くんこそお疲れ様。」

千「お腹空いてるでしょ？何か頼んだら？」

秀「あ、いや…それより話って何？」

実「うん…今日の朝、秀太くんの中学の同級生の子たちに話かけられてたの…」

なんか嫌な予感がしたけど、実彩子ちゃんから聞いた事は予想外のことだった。

実「それで…Aはずっと泣いてて…」

千「ねぇ、秀太くん！嘘だよね…」

秀「もう…付き合ってはないし、俺はAが好きだ。でも…夏休みに何回か会ったのは確かなんだ。」

実「えっ…でも…何か理由があったんでしょ…」

西「おい秀太…何やってんだよ…」

日「りなちゃんだろ？秀太のこと大好きだったもんな。」

千「ちょっと光啓くん！Aの前では絶対言わないでよ？」

日「大丈夫だよ…それは俺だって分かってる。」

西「それでなんで会ってたんだよ…」

秀「初めはたまたま偶然会って話しかけられたんだ。普通に世間話して…それで新しくなった携帯番号を交換したんだ。何度かやり取りをして、それで相談したいことがあるから1回だけ会って欲しいって言われて…」

日「それで会ったのか。」

秀「あぁ…」

実「Aが傷付くとかは思わなかったの？」

秀「少し思ったけど、りなとはただの友達だし…」

千「それがダメなの！」

日「りなちゃんからの相談て？」

西「どうせ秀太を呼び出す口実だろ？」

俺は頷く事しか出来なかった。

日「好きだとか言われたのか！」

秀「まぁ、それっぽいこと。」

日「それで？」

秀「彼女がいるからって断ったんだ。でも、泣かれて…
もしかしたら、それで俺とまだ付き合ってるって自分で言いふらしたのかもしれない…」

西「だろうな…」

秀「ごめん…」

実「謝るのは私達じゃないでしょ…」

秀「今からAの家に行ってくる。」

実「あっ、ま、待って！秀太くん…」

？「秀太？」

秀「りな…」

り「今、秀太の名前が聞こえたから。…あれ？にっしーと日高くんもいたの？久しぶり！」

西「久しぶり！」

り「今ね、高校の友達と一緒にいるの。」

日「そ、そっか。」

り「秀太の彼女さん？」

秀「あ、いや西島と日高の彼女。」

り「へぇ…秀太の彼女は？」

秀「今はいない。」

り「ねぇ、本当は彼女いないんでしょ？ちょっとこっち来てよー。友達に紹介したいの。」

秀「ちょっとやめろって…」

実「A！」

えっ…A？