ずっとこのまま君に恋していたい2 (ページ15)

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Part65 ページ15

秀太side

「私も今同じ事思ってた。」

秀「えっ？」

「今ね、秀ちゃんのことが好きで好きでどうしようって…好きすぎて胸が苦しかった。」

秀「A…そう言ってくれて俺もすげぇ嬉しいよ。」

真っ赤になって可愛いなぁ。

ずっとこうしていたいけど…

秀「ごめん…俺そろそろ帰らないと…」

「お店のお手伝い？」

秀「うん…ごめんな。」

「ううん。頑張ってね。」

最後にAを抱きしめてキスをする。

「駅まで送って行く。」

秀「いいよ、帰り大変だから。」

「やだ！少しでも一緒にいたいの！」

秀「俺も…じゃあお願い。」

部屋を出るとお兄さんが出てきた。

秀「お邪魔しました。」

兄「もう帰るのか？また来いよ。」

秀「はい、ありがとうございます。」

Aはお兄さんと目も合わせないで行ってしまった。

秀「許してやってな？」

「うん…分かってる…」

秀「俺も兄貴が欲しかったなぁ…」

「そう？私はお姉ちゃんが良かった。」

秀「男には男にしか分かんねぇ事があるんだよ、それをAのお兄さんは俺達に教えてくれたの。」

「はいはい、分かってます！」

秀「男なんて頭ん中それしかねぇんだよ。」

「信じらんない…」

秀「だって考えてみろよ?好きな子のためにこう色々と…って痛えよ!」

「うるさい！言わなくていいから！」

秀「いつか俺もAに気持ち良くさせてやれるように頑張るから…ってさっきから痛えって！」

「秀ちゃんがそういう事ばっかり言ってるからでしょ！」

秀「だってオロオロしてる彼氏とか嫌じゃねぇ？」

「知らないよ…」

秀「好きな子の前でくらい格好良く決めたいの！」

「はいはい、秀ちゃんは格好良いよ。」

あっという間に駅に着いてしまう。

秀「じゃあ今度また俺の家来いよ？」

「やだ…行かない…」

秀「はぁ？」

「行かない…」

Aは勘違いしたのか恥ずかしそうにしてる。

秀「バカか…そうじゃねぇって。
じゃあな！夜電話するから。」

「秀ちゃん…」

さっきまで強気の態度だったくせにいざ別れる時になると甘えてくるんだから…目が離せねぇ。

秀「A、…！？」

Aがキスをしてきた。

秀「なっ…」

人がいるから俺だって我慢してたのに。

「へへっ、じゃあね!」

全く…どれだけ惚れさせれば気が済むんだよ…

秀「おぉ…気を付けて帰れよ…」

俺は顔を赤くして電車に乗り込んだ。