ずっとこのまま君に恋していたい2 (ページ13)

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Part63 ページ13

秀太side

Aたちがお泊まり会をしてて暇な俺達はお昼を食べにファーストフード店にいた。

兄「あれ？秀太！」

そこにAのお兄さんが友達といた。

兄「お前この前俺に報告にこなかったな～！
んで…どうしたんだよ？」

秀「い、いや…してません…」

兄「え～!してねぇの？つまんねぇなぁ～」

つまんねぇって言われても…

兄「みんなは？」

西「いや、俺達も…」

日「してないです…」

爆笑してるお兄さん…

兄「はぁ…面白い…みんな健全なお付き合いかよ。えっ？もしかしてみんな経験ねぇの？」

秀「はい…」

兄「えー！高校入ったらそれくらい頑張れよぉ。まさか、怖くなった？」

友「おい、及川あんまり虐めんなよ～。」

兄「虐めてねぇよ。可愛がってんだ…」

可愛がってくれてんのかよ…って思ったけど…

兄「今日Aいないよな？みんな今から暇なら家に来いよ。良いもん見せてやるから。」

そういうわけでAの家に行くことになった。

兄「ん、みんな入れ!」

お兄さんの部屋に入ると、ほらっと5冊くらいの雑誌を出してきた。

いかにもっていう雑誌…

兄「そんな顔すんなって、お前らだって読んでるだろ？」

秀「えっ…いや、まぁ…」

兄「俺もそれ見て勉強したんだ。あのなぁ、女の体もちゃんと知ってなきゃダメだぞ？」

それからお兄さんの教えが始まった。

兄「ちゃんと優しく気持ち良くしてやんなきゃ嫌われるぞ？最初に嫌な思いしたら二度とやらせてくれねぇからな。」

誰だって初めての時がある。

別に急いでしたいわけじゃないけど、お兄さんが言うことは確かだ。

兄「よーし、みんなでDVD鑑賞しようぜ！」

逆らえない…

観るのが初めてではない。

中学の時はこうやって誰かの家に集まって隠れて見てたっけ。

するといきなり部屋のドアが開いて、

「お兄ちゃん！秀ちゃんいるの？」

えっ…A？！

みんなで慌てふためいていると状況を掴んだAは

「最低。」

と言う言葉を残して部屋に閉じこもってしまった。

お兄さんがAをなだめようとしてくれているが全然ダメで部屋を開けてくれなかった。