Part61 ページ11
あなたside
寂しさが溢れてしまうけど、楽しかった思い出として残しておきたい。
私達は少ししんみりして帰りの電車に乗り込んだ。
実「まだまだ夏休みはあるし遊ぼうね。」
「うん！今度またお泊まり会しようよ。」
千「しようしよう！ねぇいつにする？」
ほら…みんながいるから大丈夫。
夕方前には家に着きそう。
帰る前にみんなで秀ちゃんの家に寄ってお礼を言いに行くことにした。
実「うわ…秀太くん家ってすごいんだね…」
千「私も末吉って知ってるよ！なかなか敷居が高くて来れないけど。」
秀「そんなことはねぇって…」
夜の準備に入っていて、お店は少し忙しくなり始まっていた。
秀母「あら、みんなお揃いで！隆弘くんに光啓くん久しぶりね！」
西「こんにちは。」
日「お久しぶりです。」
秀母「Aちゃんもこの前はありがとう。」
「こちらこそありがとうございました。」
秀母「この可愛い子ちゃんたちは？」
「隆弘くんと光啓くんの彼女です…」
秀母「何よ〜みんな可愛い彼女がいたのね〜」
秀父「おや、みんなお帰り。」
西「おじさん、お久しぶりです。」
日「今回はホテルの手続きありがとうございました。」
秀父「わざわざそれを言いに？」
日「はい。」
秀父「そんなこと気にするな。どうだ？楽しかったか？」
西「はいっ！楽しかったです。」
秀父「そうか！じゃあみんなご飯でも食べていきなさい。」
そんなこんなでみんなでご飯をご馳走になることに。
秀父「おっ、Aちゃんじゃないか。」
秀ちゃんのお父さんはこっそり私のところに来てくれた。
「この前はお世話になりました。お弁当もとても美味しかったです。ありがとうございました。」
すると秀ちゃんのお父さんは嬉しそうににっこり笑ってくれた。
秀母「ちょっとお父さん何Aちゃん独り占めして！」
秀「おい、変態じじい何やってんだよ。」
秀父「誰が変態じじいだ。」
と秀ちゃんの頭にげんこつを一発。
「ふふっ。」
そこに田中さんも出勤してきた。
「田中さん！こんにちは。この前はお世話になりました。」
田「あら、秀太お坊っちゃまのガールフレンド！」
秀「だからその呼び方はやめてくれって。」
隆弘くんと光啓くんは大爆笑で更に秀ちゃんの怒りが爆発した。
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作者名：mamechan | 作成日時：2020年1月17日 20時
