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Part8 ページ8

あなたside


「ごめんなさい。寝てました…」


末「良いって。それだけリラックス出来たって事だろ?それよりどう?髪型。」


「あ…私じゃないみたい…」


末「うん、すごく似合ってるよ?」


「ありがとうございます。」


末「ちょっと片付けるから待ってて。」


「あの、お代はいくらですか?」


末「はぁ?いらないって。お礼だって言っただろ?」


「でもそれじゃ…じゃあご飯!ご飯ご馳走させてください!」


末「ぷっ…すっげー必死。じゃあお言葉に甘えてご馳走してもらおっかな。」



「はい!是非!」


鏡に映る自分が自分でないみたいで、何より末吉さんに切ってもらった事が嬉しい。



末「お待たせ。表の扉閉めるから外で待ってて。」


「はい。」


外に出ると、受付の女性が立っていた。


女「あなた、秀太とどういう関係?」


「えっ…いや…」


女「ちょっとくらい特別にされてるからって自惚れないでよね?秀太にはそういう女の人いっぱいいるんだから!」


末「どうかした?」


受付の女性は末吉さんが来ると走って行ってしまった。


末「あいつ、まだ居たのかよ…大丈夫?何か言われた?」


「いえ…」


"秀太にはそういう女の人いっぱいいるんだから"


分かってるはずだった。


確かに少しだけ浮かれている私がいた。


そう、末吉さんにとって私はただのお隣さんでただのお客さん。


末「どうかした?」


「いえ…どこ行きますか?」


私はこのままでも良い。


末「俺、明日は休みなんだ。ちょっと飲みたいかも。」


「この前も同じ事言ってましたよ?」


末「へへっ、そうだった?」


2人で笑い合う。


そう、こんな風に笑い合えるなら。


末「ちょっと遅いからやっぱり居酒屋かな。」


「私はどこでも。」


近くの居酒屋に入る。


末「そういえば、今日はメガネ掛けてないんだ。」


「あ、仕事の時は細かい文字みるからメガネにしてるんです。」


末「へぇ、まぁメガネも嫌いじゃないけど、俺はこっちの方が好きかな。」


「そうですか…」


なるべく褒め言葉を真に受けない様に聞き流す。


末「そういえば、仕事って何やってるの?」


「サプリメントとか化粧品を作ってます。」


末「うわっ、頭良さそう。」


「そんなことないですけど。」


末「なんて言う会社?」


「トリプルエーって言う会社です。」


末「えっ?めっちゃ有名な会社じゃん。」


「まぁ、そうですね。」



末「そこの化粧品、俺の彼女が使ってるよ。」

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mamechan(プロフ) - 涼さん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き迷い中ですが(笑)頑張ります!応援していただけると嬉しいです。 (2019年12月9日 22時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして。とっても面白くて、一気に読みました。続きがすごく気になります!楽しみにしています。 (2019年12月9日 21時) (レス) id: 5508211f7e (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!これからも楽しんでいただけるように頑張ります。 (2019年12月5日 15時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 初コメ失礼します。とっても面白かったです。秀ちゃんの美容師姿はとっても想像しやすくて楽しかったです。続き楽しみにしてます。 (2019年12月5日 14時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2019年12月1日 17時

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