Part34 ページ34
あなたside
待ってるから…か…
秀太くんからの電話はすごく嬉しかった。
大阪に来て毎日忙しかったけど、秀太くんのことを忘れた日はなかった。
やっぱり売り場の仕事は楽しくて、直接お客様の声が聞けて色々勉強になった。
やるからには頑張らなきゃ。
それでも体はクタクタで。疲れ切っているところに秀太くんからの電話だった。
後2日頑張らなくちゃ。
オープンしてから4日間も過去最高の売り上げだった。
約1ヶ月一緒に頑張って来たスタッフの方たちと別れるのも寂しかったけど、必ずまた会いに来ると誓って私は東京へ戻った。
東京駅へ降り立つと不思議な事に故郷に帰ってきたような感覚。
いつの間にか私も東京に慣れていたんだな。
一度会社に挨拶しに戻る。
部長「今井さん！おかえりなさい。」
みんな温かく迎えてくれた。
部長「ちょっと!売り上げすごかったみたいじゃない!社内で話題になってたわよ？私も今井さんを送り出せて良かったわ。」
「ありがとうございます。また来週から宜しくお願いします。」
会社を出ると秀太くんのお店の前を通る。
今日はいるかな…
チラッとお店の中を覗くと秀太くんと丁度目が合ってしまった。
ど、どうしよう。
もちろんすぐに駆け付けてくれた。
末「Aちゃん！」
「ごめん。会社に寄ってここ通りかかって秀太くんいるかなって見ただけなの。まさか気付かれちゃうなんて…」
末「気付かない方が良かった?」
「そ、そんなことないけど…忙しいのに申し訳無いなって。」
末「もぅ帰るの？」
「うん。少し部屋の掃除しなくちゃ。」
末「そっか…気を付けて。」
「ありがとう。秀太くん今日何時まで仕事？」
末「んー、夜の予約が入らなければ19時くらいかな。」
「お土産があるんだけど…夜ちょっと行ってもいい？」
末「ごめんな。お土産まで買ってこさせちゃって。」
「ううん。秀太くん好きそうかなっていうの見つけちゃったから、つい買っちゃった。」
末「えっ？」
「あ、ごめん。なんか迷惑だったかな?」
末「ううん。めっちゃ嬉しいよ。」
「良かった。
ごめんね、仕事中に。じゃあ帰ってきたらピンポンしてくれる？」
末「終わったら電話する！」
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mamechan(プロフ) - 涼さん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き迷い中ですが（笑）頑張ります！応援していただけると嬉しいです。 (2019年12月9日 22時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 初めまして。とっても面白くて、一気に読みました。続きがすごく気になります！楽しみにしています。 (2019年12月9日 21時) (レス) id: 5508211f7e (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように頑張ります。 (2019年12月5日 15時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 初コメ失礼します。とっても面白かったです。秀ちゃんの美容師姿はとっても想像しやすくて楽しかったです。続き楽しみにしてます。 (2019年12月5日 14時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年12月1日 17時
