next-door neighbor

Part31 ページ31

秀太side




Aちゃんが大阪へ行ってから3週間が経とうとしている。



何かあったらと連絡先を交換したけど、A
ちゃんからも何もないし、俺も連絡を入れていない。



何だか張り合いがなくて一気に生きる力がなくなったような気がする。



店のスタッフも俺の異変に気付いている。



ス「秀太さん何か元気なくないですか？」



末「そうか？別に普通だけど。」



ス「なんだよ秀太。女か？」



ス「まぁ秀太が女で悩むことなんてないだろうなぁ。次から次へといるから。」



末「そんなことねぇだろ。はぁ…」



ス「ほら！ため息ついた！」



末「ため息くらい普通にするだろ。」



ス「もう、話しちゃえよ!俺達聞いてやるから！」



末「ここでは無理。」



ス「よし！じゃあ今日は飲みに行こうぜ!」



まぁ…一人で家にいるよりはマシか。




少しだけ遅れて待ち合わせの店に行くと受付の女もいた。



なんでいるんだよ…



受「みんなで飲みに行くって言うから来ちゃった。」



俺は特に何も答えなかった。



ス「じゃあ、秀太も来たしとりあえず乾杯しようぜ！」



何だか急に酒がまずくなる。



ス「おいおい、秀太やっぱり元気ないけど？どうしたんだよ。」



ス「秀太さん、やっぱり恋の病ですか？」




末「うん。」



みんなが一斉に俺を見る。




ス「えっ？えーっ！秀太さんが恋に悩むんですか？」




ス「お前ならちょっと声かければすぐに付き合えるだろ。」




末「なんだよそれ。」




ス「んで？どうして悩んでんだよ。」




末「どうして…そう言われると難しいんだけど…今、1ヶ月くらい出張で会えないことかな。」




ス「もう付き合ってるのか？」




末「いや…」




ス「告白は？」




末「まだしてない…って言うか告白ってどうやってすんのか分かんねぇんだけど。」





ス「お前、今まで自分からした事ねぇの？」




末「うん、たぶん。」




ス「いやーカッコイイんですけど秀太さん。」




ス「いつ出張から戻るんだ？」





末「来週くらいだと思うけど。もしかしたら長引くかもって。」





ス「秀太をこんなに悩ませる子なんてどんな子なんだろうなぁ。」





ス「めちゃくちゃ美人とか？」




末「いや、別に普通の子だと思うけど。」




受「ねぇ…それって隣の家の人？」

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