Part26 ページ26
秀太side
末「Aちゃん、遊園地行こうか？好き？」
「えっ？遊園地？行きたーい!」
さっきまで泣いていたのに急に目がキラキラし始めた。
可愛いな…
「な、何笑ってるの？」
末「えっ？笑ってねぇけど…」
「うそ、今笑ってた！どうせ子供みたいってバカにしたんでしょ!」
末「してないって。」
「もぉー。」
と頬を膨らませる。
末「ほら、早く行くよ!」
思わず手を握ってしまう。
末「あっ、ごめん。」
Aちゃんもびっくりしている。
「ううん…大丈夫…」
なんだか非常に俺らしくない。
どうしたら良いのかわからなくなってしまったけど、とりあえず車に戻る。
大体、遊園地に連れてってあげたいなんて…千晃の時は何度か行ったけど付き合ってからだったし。
「秀太くん？具合悪い？」
末「えっ？なんで？」
「何か顔色悪いよ？…疲れてるんじゃないの？」
末「全然…なんともないけど？」
「…そう？無理しないで帰ってもいいよ？」
末「大丈夫だから!行くの！」
「ちょっと失礼…」
と俺の額に手を当てる。
急に触れたAちゃんの手にドキッとする。
「熱は無さそうだけど…無理しないでね。」
末「うん、ちゃんと疲れた時は言うから。」
少し納得してくれた様子。
顔色が悪いのは俺の感情がコントロールできてないからだろう。
東京に戻り遊園地に行く。
「あ、ここテレビで見たことある!嬉しいなぁ。」
末「本当？ここで良かった?」
「うん。楽しそう。」
もっと喜んでもらいたいって思う。
末「さっ、まずはジェットコースターだな。」
「えっ？いきなり？」
末「うん、いきなり!」
そう言ってまたAちゃんの手を掴んだ。
今度は振り返らず手を離さなかった。
Aちゃんの顔は見えないけど、嫌がられてはいないと思う。
だって…強く握り返してくれたから。
それから2人で色々な乗り物を乗ったりアイスを食べたりたくさん笑ってたくさん楽しんだ。
こんなにはしゃいだのは何年ぶりだろう。
良く、俺は冷めてるって言われるけど本当にそんな事はない。
Aちゃんといると本当に楽しいんだな。
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mamechan(プロフ) - 涼さん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き迷い中ですが（笑）頑張ります！応援していただけると嬉しいです。 (2019年12月9日 22時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 初めまして。とっても面白くて、一気に読みました。続きがすごく気になります！楽しみにしています。 (2019年12月9日 21時) (レス) id: 5508211f7e (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように頑張ります。 (2019年12月5日 15時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 初コメ失礼します。とっても面白かったです。秀ちゃんの美容師姿はとっても想像しやすくて楽しかったです。続き楽しみにしてます。 (2019年12月5日 14時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年12月1日 17時
