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Part19 ページ19

秀太side





「末吉さん…?」



俺はなんて答えて良いのかわからなくなる。



この前のやつが好きだなんて…



まじかよ…




って俺は本当にAちゃんのこと…




「どうかした?」



心配そうにこっちを見てるAちゃん。



末「ううん。そっか…上手くいくといいな。」



「末吉さん、土曜日って朝早い?」



末「いや、今日ぐらいかな。何かあった?」



「実は、土曜日その人と出掛けるの。それで…髪型今日みたいにやってもらえないかな…」



末「なんだ、それくらいいつでもやってやるよ。」



「本当?ありがとう!忙しいのにごめんね。」


末「いや、大丈夫。ご馳走になったお礼。」



「ご飯ならいつでも食べに来て?一緒に食べようよ。」



末「それじゃあ、Aちゃんだって同じだろ。…彼氏がいるのに他の男部屋に入れたら。」



「まだ、付き合ってないもん。」


末「でも、両想いじゃねぇかよ。」



「違うよ…」



末「好きでもない女と2人で出掛けるか?」



「末吉さんだってするでしょ?」



末「俺は行かないけど。」



「嘘…」



なんだかつい、きつい言い方になってしまう。



末「ごめん…今日は戻るな。ご馳走様。」



「うん。」



末「土曜日、俺の家来いよ?なっ?」



「ありがとう…よろしくね。」



俺の言い方が気に触ったかな。



Aちゃんは元気がなくなってしまった。


こうして仲良くなれたのも何かの縁。


そんなAちゃんの恋は応援してあげなくちゃだめだろう。


それから土曜日になるまでAちゃんと会うことはなかった。





土曜日の朝Aちゃんはやって来た。


可愛い格好をして。



「おはよう。ごめんね。朝早くから。」



末「いいえ、さっ上がって。」



「お邪魔します。」



末「今日はまとめるの?それとも巻く?」



「どっちが良いかな…でもポニーテールが好きって言ってたからまとめていこうかな。」



末「…オッケー。」



ポニーテールをベースにアレンジをする。



前髪と後れ毛を巻いて可愛らしく。



末「どうかな?」



「可愛い…ありがとう。」



末「ん。似合ってるよ。…今日で結ばれちゃうかな?」



「もぉーやめてそういうこと言うの。」




末「どこ行くの?」



「分からないけど、ドライブ?かな…」



末「いいなぁ…俺もしたいな…ドライブデート。」



「したら?」




末「Aちゃん一緒に行ってくれる?」

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mamechan(プロフ) - 涼さん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き迷い中ですが(笑)頑張ります!応援していただけると嬉しいです。 (2019年12月9日 22時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして。とっても面白くて、一気に読みました。続きがすごく気になります!楽しみにしています。 (2019年12月9日 21時) (レス) id: 5508211f7e (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!これからも楽しんでいただけるように頑張ります。 (2019年12月5日 15時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 初コメ失礼します。とっても面白かったです。秀ちゃんの美容師姿はとっても想像しやすくて楽しかったです。続き楽しみにしてます。 (2019年12月5日 14時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2019年12月1日 17時

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