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Part16 ページ16

秀太side



目が覚めるとAちゃんが俺の手を握って眠っている。


こんなところで寝かせてしまった。



少しだるい体を起こすとAちゃんが目を覚した。


末「ごめん…起こしちゃった?」



「ううん…」


少し寝ぼけてるのかボーっとしている。



末「体、辛かっただろ?ごめんな…」



「いや、私が寝ちゃったのがいけないの。」



まだ繋がれた手を見てAちゃんはサッと手を放した。



「熱は?まだある?」



末「いや、多分下った。」



「どれどれ」とAちゃんは俺の頬や首に手を当てる。



「熱は大丈夫そうだね。他は?痛いところとか辛いところは?」



末「ハハッ、すっげー心配してくれてんじゃん。」



「そりゃ心配するでしょ!だって…だって…」


末「えっ…何?」



「いや…なんでもない。それより今何時?」



末「6時…」



「仕事何時から?」



末「8時に出れば間に合うかな。」



「お腹空いたでしょ?ちょっと待ってて。」



末「俺、シャワー浴びて来ていい?」



「うん、じゃあ浴びたらうちに来て?」



何緊張してんだよ…



シャワーでスッキリした体でAちゃん家に行く。



「ふふっ、いらっしゃい。」



なんて笑うAちゃんについ見惚れてしまう。



「胃に負担が掛かると大変だからうどん作ったんだけど、食べられそうかな?えっ…どうかした?」



末「あ、いや…美味そう。頂きます。」



「ごめん、私は時間ないから用意してくるね。」



Aちゃんが作ってくれたうどんはとても温かくて優しい味がした。





食べ終わるとメイクを終えたAちゃんが来た。




「なんか髪の毛こっち側だけハネてる…もう、やだぁ…」




末「ん?縛っていく?」



「もう、それしかないかな…」



末「ヘアゴムとクシ貸して。」



俺はAちゃんの髪を縛ってあげた。



「わぁ!流石!簡単にこんな風に出来ちゃうんだね!可愛い。ありがとう。」




クルッとこっちを振り向いた顔が近くてドキッとした。



さすがのAちゃんも顔が赤くなっていく。



末「あ、うどん美味しかった。ご馳走様。」




「た、食べられた?良かった…昨日はどうにかなっちゃうんじゃないかって心配で…」



危ねえ…


そんなこと言ってくれるAちゃんを思わず抱き締めてしまいそうになっちまった。

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mamechan(プロフ) - 涼さん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き迷い中ですが(笑)頑張ります!応援していただけると嬉しいです。 (2019年12月9日 22時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして。とっても面白くて、一気に読みました。続きがすごく気になります!楽しみにしています。 (2019年12月9日 21時) (レス) id: 5508211f7e (このIDを非表示/違反報告)
mamechan(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!これからも楽しんでいただけるように頑張ります。 (2019年12月5日 15時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 初コメ失礼します。とっても面白かったです。秀ちゃんの美容師姿はとっても想像しやすくて楽しかったです。続き楽しみにしてます。 (2019年12月5日 14時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2019年12月1日 17時

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