Part206 ページ6
あなたside
「おめでとう！」
秀「おぅ！でも、まだ喜んでらんねぇんだ。
明日…勝たないと…」
「うん。」
明日は決勝戦。
秀太はもちろんだけど、みんなも気合いと緊張で
いつもより張り詰めた空気。
着替えて学校を出ると、群がる女の子たち。
そりゃそうだ…
明日、優勝したらまた更に凄いんだろうなぁ。
みんな凄い人気。
秀太やにっしー、日高くんはその中でも凄い人気だ。
実「あらら…大変だ。」
「ね？実彩子は大丈夫？」
実「なんか遠い存在になっちゃいそうで不安だけどね…」
「まぁ、実彩子は自信もってよ彼女なんだから！」
実「Aはどうなの？秀太くんのこと…」
「好きだよ…気持ちは変わらない。それどころかもっともっと好きになってる。」
実「もうそろそろ良いんじゃないの？」
「それは、お互いの気持ちがそうなればね。
秀太の気持ちはわからないもん。」
実「どう見たって両想いだと思うけど…」
「引退したらさ…ちょっと考えてみるよ。
今はサッカーに集中したいんじゃないかな。」
実「素直にならないと後悔するかもしれないよ？」
「うん…そうだね。」
待ってられないし、帰ろうかなぁ…
秀「おい、A！」
女の子の群れから出てきた秀太。
「な、何よ…」
秀「お前何帰ろうとしてんだよ！」
「いいでしょ別に…彼女じゃないんだから！」
またやってしまった。
つい、可愛くない事を言ってしまう。
すると、自転車で秀太はすぐに追いかけて来てくれた。
秀「何怒ってんだよ…」
「怒ってないよ…」
秀「妬いたの？」
…うっ
そうだ、きっと嫉妬してる。
秀「A？」
黙っている私を心配そうに覗き込む。
秀太は明日に大事な試合を控えてるし、精神的に乱したらいけない。
「ん？帰ろっか！」
秀「A…」
彼女じゃないのに嫉妬してバカみたい。
秀「おい、待てよ。」
手を掴んでくる。
だめ…今触れられると…
私は秀太の手を振り払った。
本当に可愛くない。
また、秀太に告白する自信がなくなっていく。
秀「また泣く…」
「な、泣いてない！汗だよ。」
秀「俺のせい？」
「ううん、違うよ…」
秀太は私を抱きしめる。
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mamechan(プロフ) - twiceさん» いつも応援ありがとうございます!どちらも完結してしまい私も寂しいです（笑）また、作品を早く投稿できるように頑張ります! (2019年11月26日 23時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
twice - 「君への想い」と「初恋」が完結したのでおめでたい反面悲しいです笑 その後&新作気になります！！どっちになっても応援させてもらいます！ (2019年11月26日 14時) (レス) id: 72efbcd799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年11月20日 17時
