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Part203 ページ3

あなたside


友達に戻りたい。

恋人に戻れないならせめて恋人になる前みたいに友達でいたい。

そしてまた私はきっと秀太に恋をする。

だけどもう気持ちを伝えるのはやめようと思った。

永遠の片想いでいい。

自分の中にこの気持ちをしまっていれば誰も傷付く事はない。

そして、ずっと秀太を好きでいていいんだと思った。

そうすると気持ちが楽になった。

これが私の出した答え。


秀「何言ってんだよ…」

「だから、友達に戻りたいの。」

秀「ちょっと…話ししても良いか?」


秀太を部屋に入れる。


「寒かったでしょ?何か飲む?」

秀「いや、いらない…」

そう言ってまた抱きしめられる。


秀「A、今までごめんな。
謝ることもしないで本当に申し訳ないと思ってる。」


「ううん…」


秀「顔の傷も痛かったよな…」


そう言って私の頰を触ってくれる。


秀「Aのそばにいるといつも傷付けて泣かせているようで怖くなったんだ。
あと、言い訳にしかならないんだけど真司郎の事もあって、Aには真司郎のそばにいたほうが幸せになれるんじゃないかって勝手に決めつけてたんだ。」


「秀太…」


秀「でも、やっぱり俺はAが好きで…忘れることが出来なかった…」



秀太も同じように苦しんでたんだと思うとまた涙が止まらなくなる。


「私も…秀太が好き。」


これは真実だから。でも…


秀「ありがとう。でも、今の俺ではAの事幸せには出来ないんだ。
また、同じ事繰り返しそうで…」


「うん、私も同じ事考えてた。だから…だったらせめて友達として秀太のそばにいたいの…」


秀「A…」


私達はより一層きつく抱きしめ合った。


秀「こんな俺の事、見放さないでくれてありがとう…」


「それはこっちの台詞だよ。」


秀「Aは何も悪くないだろ?」


秀太は優しい手で私の頭を撫でてくれる。


幸せでずっとこのまま時が止まってしまえばいいと思った。


秀「明日からまたよろしくな、マネージャー。」


「ふふっ、うん。いっぱい休んでごめん。」


秀「本当だよ。後でいっぱいこき使ってやるからな?」


「えー!やだぁ。」


秀「なぁ、弁当は?作ってくれる?」


「えっ…良いけど…私のでいいの?」


秀「Aのがいい。」


「ふふっ、分かった。」


秀「買い物は?行くの?」


「うん、行く。…付き合ってくれる?」


秀「えーどうすっかなぁ?」

「もぉー!」

私達は目が合い笑い合った。

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mamechan(プロフ) - twiceさん» いつも応援ありがとうございます!どちらも完結してしまい私も寂しいです(笑)また、作品を早く投稿できるように頑張ります! (2019年11月26日 23時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
twice - 「君への想い」と「初恋」が完結したのでおめでたい反面悲しいです笑 その後&新作気になります!!どっちになっても応援させてもらいます! (2019年11月26日 14時) (レス) id: 72efbcd799 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2019年11月20日 17時

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