Part212 ページ12
あなたside
「えー、もう帰っちゃうの？」
実「大会が終わったら夏休みは毎日遊ぼうね。」
西「俺も毎日来るからね？」
「いや、にっしーは来なくていい。」
みんなで笑い合う。
今年の夏はきっと楽しいだろうなと胸が高鳴る。
みんなが帰って行く。
秀「じゃあな。A。」
「うん…ありがとうね。今日は疲れたでしょ？ゆっくり休んでね。」
秀「うん。じゃあ…」
分かってはいたけど、寂しいな…
それに今日は早く寝たいだろうし。
みんなと一緒に秀太も帰って行った。
みんなが帰った後の部屋は嫌い。
急に寂しくなるから…
明日は休みだけど何してるんだろ。
いや、今まで毎日練習に試合にと大変だったんだ。
ゆっくり休むに決まってるよね。
すぐに全国大会も始まるし。
自分で自分を納得させている。
実彩子にも、えりちゃんにも真司郎にも言われたなぁ…
後悔か…
秀「好きな人が出来たんだ。紹介するね。」
って言われた時の事を想像する。
やだ…
秀太が他の女の子を抱きしめて…キスをした。
あぁ"ー何想像してんのよ。
もぉーやだやだやだ！
ガチャっと玄関の開く音がして私はドキっとする。
秀「A？」
「秀太？もうびっくりしたじゃん！泥棒かと思った！」
秀「お前鍵閉めろよ不用心だな。」
「勝手に入って来る秀太の方がよっぽど危ないでしょ!…ってどうしたの？」
秀「あ、いや…誕生日のプレゼント渡すの忘れてたからさ…」
「プレゼント…？」
秀「ん。」
可愛い箱を渡される。
「開けていい？」
秀「うん…」
「って秀太上がってよ…」
秀「うん。」
箱を開けるとシンプルなネックレスが入っていた。
「秀太が買ってくれたの？」
秀「他の誰が買うんだよ…」
「ふふっ…ふふふっ…」
秀「な、何笑ってんだよ！」
「ごめん…秀太が選んでくれてるところ想像したらなんかおかしくて…」
秀「ふ〜ん…じゃあ返してもらう。」
「やだっ、だめ。」
箱を取り返そうとした時、バランスを崩して秀太に倒れかかってしまう。
「あ…ごめん…」
秀「あ、いや…」
「秀太…付けて？」
秀「うん…後ろ向いて？」
秀太に付けてもらって手鏡で眺めていると、後ろから抱きしめられる。
「秀太？」
秀「おめでとう…A。」
肩に顔があってくすぐったい。
「秀太…ありがとう。本当に嬉しい。大切にするね！」
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mamechan(プロフ) - twiceさん» いつも応援ありがとうございます!どちらも完結してしまい私も寂しいです（笑）また、作品を早く投稿できるように頑張ります! (2019年11月26日 23時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
twice - 「君への想い」と「初恋」が完結したのでおめでたい反面悲しいです笑 その後&新作気になります！！どっちになっても応援させてもらいます！ (2019年11月26日 14時) (レス) id: 72efbcd799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年11月20日 17時
