Part201 ページ1
秀太side
えりがAの家に居てくれて俺は会う口実ができた。
正直、有り難い。
昨日の夜はそれどころじゃなかったけど、久しぶりに見るAは何も変わってなくてそれに俺に対する態度も何も変わらない。
いや、変わってはいるけど。
お昼を食べていってと言われたときはびっくりしたけど、嬉しかった。
えりを起こしに行くと、すんなり目を覚した。
え「お兄ちゃん…」
秀「何時まで寝てんだよ。」
え「お兄ちゃんがAちゃんの家にいるのが嬉しい…」
秀「えり…」
寝室を見渡すと何も変わってないけど、ベッドサイドにあった箱がなくなっていた。
はぁ…あの頃に戻りたいな。
それからAが作ってくれたオムライスを食べる。
えりがAも一緒に家に来てほしいと言い出し、結局3人で帰ることに。
2人は楽しそうに話してて、俺の存在なんて忘れられてる。
家に着くとえりは入るのを躊躇していて、
秀「何やってんだ、早く入れ。」
Aはえりの背中を擦る。
「大丈夫だよ。えりちゃん。」
秀「ただいま。」
物凄い勢いで母親が玄関に来た。
俺でさえ怖い…
秀母「えり！」
え「ママ…ごめんなさい。」
秀母「心配したのよ！夜遅くに一人で出掛けちゃだめでしょ！」
え「うん…」
秀母「でも、無事で良かった…」
え「ごめんなさい…」
二人は抱き合って泣いてる。
俺はどっと疲れが出てきた。
秀母「Aちゃん…迷惑かけてごめんね？」
「いえ…」
秀母「えりもAちゃんにお礼言いなさい。」
え「Aちゃん、ごめんなさい。それとありがとう。」
「うん。私の方こそ…ありがとう。
じゃあ、私はこれで失礼します。」
え「えっ？帰っちゃうの？」
秀「えり！お前しつこいぞ。」
秀母「そうね、ゆっくりしていってもらいたいけど迷惑かけちゃうし…」
「ありがとうございます。
えりちゃん、またいつでも遊びに来ていいから。
じゃあ、また…失礼します。」
と、Aは帰って行ってしまった。
秀母「な、何やってんのよ！早くAちゃん送って行きなさいよ。」
秀「はぁ？別に帰れるだろ一人で…」
え「お兄ちゃん！」
秀母「後悔しても知らないからね？」
…なんだよ。
秀「あーもう!」
俺はまた自転車にまたがり少し進んだAを追いかけた。
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mamechan(プロフ) - twiceさん» いつも応援ありがとうございます!どちらも完結してしまい私も寂しいです（笑）また、作品を早く投稿できるように頑張ります! (2019年11月26日 23時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
twice - 「君への想い」と「初恋」が完結したのでおめでたい反面悲しいです笑 その後&新作気になります！！どっちになっても応援させてもらいます！ (2019年11月26日 14時) (レス) id: 72efbcd799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2019年11月20日 17時
