高地家の日々～part6～ (ページ18)

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ジェシーside

階段から北斗の駄々をこねる声が聞こえたかと思うと抱えられてリビングに帰ってきた

「おかえり〜」

優「こら北斗！いい加減にしないと兄ちゃん怒るよ」

北「にぃおこってもこわくない！」

優「なっ」

樹「じゃあ俺が怒ろうか？」

北「、、、んーん、やだ」

大「慎太郎うどん食べるって」

優「わかった〜」

大我が俺の前に北斗を下ろして薬やらポカリやらを準備し、樹が近くにやってきて北斗を膝の上に乗せる

樹「看病したいっていう気持ちは嬉しいけど、お熱出るかもしれないって言ったろ？」

北「でもにぃとたいがはしてる」

樹「兄ちゃんと大我はちゃんとマスクしてるし、大人だからバイキンもらってもやっつけれるの」

北「ほくともやっつけれるもん！」

樹「北斗はまだ子供だからできない」

北「できる！」

樹「できない」

北「できるもん！」

樹「、、、はぁ、なんで今日こんなに頑固かな〜」

北「いっかいだけでいいからしたい〜」

樹「ダメだっつってんの」

北「〜っ、ないちゃうよ！いいの？」

樹「泣け泣け勝手に。病院に連れてくより今泣かれた方がマシ」

北「ん〜、、」

泣く作戦が失敗すると必死に何かを考える北斗

北「おねがいいっかいだけ〜」

樹「、、、兄ちゃん！北斗しつこい！」

優「も〜北斗？」

北「いっかいだけ！」

優「、、、、わかった」

「え！いいの！？」

北「やった！」

優「そのかわり！マスクは絶対つけるのと、今から行く一回だけ。それともしお熱出たら嫌がらずに病院行くこと」

北「わかった！」

優「言ったからね？約束だよ」

北「はーいっ」

北斗って一回決めたことは実行しないと気が済まないタイプだから兄ちゃんが折れたのも仕方ないな

大「はいマスク付けて」

優「行くよー」

北「はーい！」

嬉しそうに兄ちゃんと大我に着いて行ったちびちゃん

樹「わがままボーイだなあれは」

「そこが可愛いんだけどね〜」

樹「まぁ感染らなかったらいいや」

「たしかに」

病院に連れて行くことを想像したら嫌になるから、感染らないように願った