英語 ページ2
大我side
保育園から帰ってきた後、スマホを触る俺の横で動物図鑑を見る北斗
北「たいがいぬは？」
「犬はドッグ」
北「どっく！」
犬の写真を指差し『どっく』とかわいく発音している姿に顔が緩む
なんか今日から保育園で英語の時間が始まったらしく、余程楽しかったのか帰り道もずっと覚えた単語を意味もなく連呼していた
北「ねこはー、きゃっと」
「凄いじゃん。正解」
北「きょおならったの」
「英語好き？」
北「すき！たのしいからっ」
「ふはっ、それはよかった笑」
今日1の満面の笑みで言う北斗の頭を撫でていると騒がしい2人組が帰ってきた
ジ.慎『ただいまー！』
「はい、おかえり」
慎「ほっくんただーいま」
北「おかえりぃ」
ジ「こっち見てよ〜」
北「きゃはははっ」
2人の方を見向きもせず図鑑に夢中の北斗のことが気に食わなかったのかジェシーが走ってきて北斗の脇をくすぐる
ジ「ほくちゃんただいま」
北「んふふっおかえりぃっ」
ジ「可愛い！Angel！」
北「えんじぇる！」
ジ「AHAHAHAHA！北斗英語喋った！」
「今日から保育園で英語の時間始まったらしくて、さっきもずっとお勉強してたもんね？」
北「してたぁ」
慎「えらいじゃん北斗」
北「たろちゃんもおべんきょしよ」
慎「いいよ〜」
ジ「ほくちゃん、ジェシくんは？」
北「じぇす？」
大.慎『ははは！笑』
こいつ英語できんのか？みたいな顔をしてジェシーを見つめる北斗に、慎太郎も俺も吹き出す
「ジェシーが1番英語喋れるよ」
北「ほんと？」
慎「そうそう」
北「じぇすもいっしょにしよ」
ジ「任せて」
慎「大我お菓子食べていい？」
「いいよ」
北「ほくともたべたい！」
「北斗はダメ。保育園でおやつ食べてきたでしょ」
北「たーべーたーいっ」
「だーめ。ほら、英語のお勉強してきなよ」
くっついてくる北斗を抱き上げて、ダイニングテーブルの椅子に座ってるジェシーの隣の椅子に座らせる
北「おかしたべる！」
「夜ご飯食べれなくなるでしょ。ただでさえ最近ご飯残すのに」
北「のこさないからぁ」
「じゃあ夜ご飯全部食べれたらお菓子あげる」
北「むぅー」
ジ「今日どんな言葉習ったの？」
北「きゃっと！」
ジ「cat言えるの！？天才！」
英語の方に話題を変えてくれたおかげで駄々をこねることはなかった
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作者名：ちーず | 作成日時：2021年3月15日 18時
