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山崎side
慌てて病院に行くと、村山さん向井.こんなぎ.守屋さん増本さん大沼さんがいた。
森田:「増本!」
田村:「みんな大丈夫やった?!」
山崎:「こんなぎ!二人は?」
小島:「私たちは大丈夫でした。けど、瞳月とAはまだわかりません。」
泣きそうな声で言ってきたなぎさ。
と、そこへお医者さんが来た。
医者:「山下さんは、手の打撲ですね。大丈夫ですよ。」
森田:「良かった」
医者:「Aさん、とっさに手をついてしまい右腕骨折してますね。頭も強くぶつけてるので、まだ目は覚めてません。」
山崎:「っ...骨折」
田村:「大丈夫なんでしょうか?」
医者:「えぇ、山下さんは2週間すれば大丈夫です。Aさんは2かげつほどですが...」
衝撃すぎて、生徒たちをどうやって家に返したのか覚えていない。
次の日
コンコンッ!
A:「はい?」
病院からAさんが目を覚ましたと聞いたから急いできた。
山崎:「よ!調子どう?」
A:「右腕が使えないくらいです。」
山崎:「そっか。あ、なぎさ達もうすぐ来るって。心配してたよ。」
A:「せっかくいい思い出できそうだったのに、それに痛いし。」
山崎:「仕方ないよ。ゆっくり治して行こう?Aちゃんなら大丈夫だよ。たった2ヵ月!」
A:「...ゆっくり?大丈夫?...2ヵ月も動かせないのに!!利き手怪我しても、私が平気だと思ってたの?!」
山崎:「そんなつもりは、」
A:「もういいよ!!帰って!」
山崎:「っ...ごめんね。」
パタンっ
そんなこと言うつもりなかったのに、
私の口から言葉は止まらなかった。
たった2ヵ月、そう思わせてくれたのは先生のおかげなのに。
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あや(プロフ) - 天先生の続き読みたいです!! (10月14日 12時) (レス) id: e21041e83c (このIDを非表示/違反報告)
chisaho(プロフ) - 聞きたくなかったからの続きを続けて欲しいです。 (9月11日 18時) (レス) @page2 id: 2f7cedb9fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほちー | 作成日時:2023年9月10日 20時