坂道の短編集 (ページ25)

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山﨑side

ただいま生徒会室で、私の友達が暴れてます…

松田:「だから、Aに会わせてって！！」

田村:「なぁ、瞳月ちゃんお願い！唯衣ちゃんもお願いよ〜」

武元:「いや、だからね…」

山下:「ちょっと今は…」

なんとか今のAに会わせないために頑張っていたが…
まさかの松田が身を乗り出して私を避けた

山﨑:「ちょ！松田！」

ガラッ

松田:「A！！！」

田村:「Aちゃん？！」

A:「……あ、ども」

松田:「え、どしたの？顔、腫れてるよ」

A:「もう…生徒会やめようかな、？」

田村:「どうしたん？天ちゃん達！何があったんよ」

山下:「…いいます？ｺｿｯ」

武元:「う〜ん」

山﨑:「じゃあ、ここは生徒会長として私が」

松田と保乃には、何があったのかすべてを話した。
旧校舎のことも…あの日怪我をして帰ってきた理由も

田村side

もう旧校舎に行ってたなんて、正直驚きやった。
それにひぃちゃんと話して、不良の一人に殴られたなんて…

松田:「Aでも無理なんだ…」

田村:「もうひぃちゃんのこと助けられんよ。」

山﨑:「……提案なんだけどさ」

田村:「ん？」

山﨑:「学園祭で、バンドするのはどう？」

松田:「確かに！それいいかも！！ひかる、由依さんが歌ってる曲すごい好きだったからな…」

田村:「でも、どうするん？由依さんのような声出せる人、失礼やけどここにはおらんよ」

山﨑:「一人いるよ」

山下:「いますね一人！」

武元:「これはアイツしかだね」
　
A:「……………」

武元:「ありゃ、だめだ。顔が死んでる…」

でも、頼れるのはあんたしかいない。

山﨑:「A、お願い！！一緒に助けよう」

自分でも何書いてるかわからなくなってきた。
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