坂道の短編集 (ページ23)

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Aside

ここは新校舎、生徒会室。
今日も学校を守るためみんなが頑張っている。

山﨑:「最近、違反者多すぎへん？」

山下:「１ヶ月で4人でしたっけ？」

武元:「うん。...どうすんの？副会長」

A:「そうですね〜。偵察に行きません？旧校舎」

山﨑:「旧校舎に行くの？」

武元:「新校舎の奴が違反してんだよ？」

A:「うん。でも、大体は旧校舎も関わってる。特に、問題児二人」

山下:「森田ひかると、藤吉夏鈴...」

A:「そうです。だから、偵察！」

山﨑:「誰が行くの？」

. . .
え、誰も行かないの？

武元:「わざわざ、自分から死にに行かないでしょ。」

山﨑:「ここにいる皆は、差別をなくそうとして生徒会入ったけど。私も旧校舎は怖い...」

武元:「.........」

山下:「じゃあ、私行きます。」

A:「ホント？」

山下:「うん。保乃さんが心配ですし...。この夏鈴って人気になるから。」

山﨑:「保乃とまつりは私も心配。二人に小型カメラ渡すから、ここで繋げるね。」

A:「了解です！」

旧校舎

山下:「これは、ひどいね」

A:「ね〜。ドラマでしかみたことない笑」

山下:「(なんでこの人、こんな余裕なんだ…)」

山﨑:『二人とも聴こえてる〜？』

武元:『今のとこ、ただ不良がいるだけだね』

山下:「聴こえてます。」

A:「不良いっぱいだね笑笑」

山下:「(この人、まじでやばい。絶対殺されるで、不良目の前におんのに…)」