君は私のすべて 2 ページ11
森田side
そして次の日、ようやく愛季ちゃんがAちゃんに会えるときが来た。
森田:「ほんと良かったね。」
谷口:「うん！ありがと、ひかるちゃん！」
森田:「ううん。ほら、行ってきな！」
コンコンっ！
谷口:「失礼しま〜す。」
愛季side
やっぱり、病室にはあの頃とさほど変わらないAちゃんがいた。
谷口:「こんにちは」
A:「(ぺこっ！)」
谷口:「私もAちゃんと同い年なんだよ！それで、ジャン！..ノート持ってきた。これで話そ！」
A:「(コクッ！)」
谷口:「う〜んとね。軽く自己紹介しよ！私も書くから書いて！」
すると、ノートに「わかった」と書いてくれた。声が出ないのは仕方ないこと。これから少しずつ話せたらいいな。
Aside
声が出せなくなってから2ヵ月。
あの愛季ちゃんって子がいつも病室に来てくれるから楽しかった。
A:「(今日は来ないのかな...)」
なんとなく、病院をぶらぶらしようと思った。
普段は人が多い大通りも、朝早いせいか誰もいなかった。ここだけ外の空間だからいろんな患者さんがくる。
お医者さんだって、あ、ほら
増本:「っていうか、あの子大丈夫なんですかね？」
山崎:「わかんないけど、出来る限りのサポートしないとね。」
増本:「一年でしたっけ？」
山崎:「うん。ほら、そろそろ帰ろ」
なんの話してるんだろ...
A:「っ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
急に咳がとまらなくなった。
喉か痛い...誰か、
愛季ちゃん！
タッタッタッ！！
？:「大丈夫！？」
バッ！！
A:「！！」
小林:「びっくりした、急に起きるじゃん笑」
A:「小林先生」
小林:「よかった。声出るようになったね。」
A:「あ、ホントだ。」
ガラッ
中嶋:「お、元気か？笑」
A:「中嶋さん！」
私、何があったんだろう？
う〜ん、記憶ないんだけど…
小林:「倒れたの。」
A:「え、倒れた...？」
中嶋:「愛季ちゃんがすぐに先生呼んでくれたからよかったけど、少し遅かったらAちゃん、」
小林:「ゆづ、それ以上は。」
中嶋:「あ、すみません。」
小林:「あとで、お礼言っときなね。」
A:「…はい。」
その日の夜、体調は万全でもう退院してもいいんじゃないかと思うくらいだった。
コンコンっ
A:「？…はい。」
ガラッ
A:「あ…」
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あや(プロフ) - 天先生の続き読みたいです！！ (10月14日 12時) (
レス) id: e21041e83c (このIDを非表示/違反報告)
chisaho(プロフ) - 聞きたくなかったからの続きを続けて欲しいです。 (9月11日 18時) (レス) @page2 id: 2f7cedb9fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほちー | 作成日時：2023年9月10日 20時
