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風「行かないとと言った割にはあいつらもウダウダしてんな」

あ「確かに笑」

すると手が繋がれた

あ「ちょっと、風磨」

風「いいじゃん。もうスキャンダルだろーと何だろーと」

あ「もう。せっかくずっと隠せてたのに」

風「こんな平日にいるのなんて時間にゆとりのある老人か仕事の人ばっかだから俺らの事を見てる人なんていねぇよ」

あ「そうかもだけどさー」

風「それにさ、俺にもうアイドルの肩書きはねぇんだよ。俺に女がいるからって失う物は何にもないからパートナーとして堂々と俺の横、立っててよ」

あ「うん」

入国審査を済ませ、いよいよ搭乗口になってしまった

マ「じゃあ、僕達こっちだから」

勝「ドイツ遊びに行くからねー」

マ「いつでもwelcome!」

ジ「あ、俺もこっちだった」

あ「日本語忘れないでね」

ジ「忘れないって」

風「勝利は?」

勝「俺まだ時間あるから買い物してるよ」

風「そっか。じゃあ、俺らも行くね」

勝「行ってらっしゃい」

風「行ってきます」

そして、歩き出した風磨の手を少し強めに握った

風「ん?」

あ「ううん。何でもない」

もう2度切られることのない私達の絆を感じながら









バラバラだった道は出会いを通して1つになった

そして、またそれぞれの道へと戻っていく

その道もまた誰かと1つになるのだろう







〜Fin〜

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作者名:綾華 | 作成日時:2017年12月9日 16時

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