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第14話:何のために ページ15

✼̥୭*ˈ


これが、鬼…?


怖い。

鬼の爪が私を引き裂こうとしたその時


「水の呼吸、壱ノ型 水面切り!!!!」


…………え?


鬼の頭が宙を舞った。


そのまま頭は地面へと落ち、コロコロと私の足下まで転がりそのまま灰となって散っていった。


『う…く…首が…う、うぇっ』

あまりにショックすぎて胃の中のものが戻りそうになる。

竈門くんは心配そうに私の背中を撫でてくれた。
……安心する。
けれど…。


やっと気づいた。私は彼にとって重荷でしかないのだと。

そして嘗めていた。



分かってなかったんだ私は、
鬼を殺すという事がどういう事か
絵本の世界じゃない。作られた世界じゃない。
全て、現実だということを。


冷静になって考える。
私は何のためにここに居るのか。
楽して鬼殺隊に入るため…?



……違う。私は



霧子さんと茂造さんにちゃんと教えて貰った事を活かせたよ。って、胸張って帰りたい…!!!

竈門くんを、利用したくない!!!!!!



『竈門くん、ここから先は別々で行動しよう。』

頭は嫌がっているが、無理やり声に出した。


1人になるのは怖い。凄く怖い。死ぬかもしれない。




「別々で…って、駄目だ。君を1人には出来ない。」


……………………………。


あ、誘惑に負けそうになった今。


私は首を横に振る。


『これは試験だから、自分の力でやり遂げなくちゃいけないんだ…!』


そう言い残し、私は走り出した。
竈門くんが後ろで何か言っていたけれど、私は振り向かず、ただ前を向いて竈門くんとは正反対の方向へ行った。

炭治郎side→←第13話:竈門炭治郎



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作品ジャンル:アニメ
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時

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