第32話:玉鋼 ページ35
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「…ふざけんじゃねぇ!!!!」
不死川玄弥氏の怒号が聞こえ、そちらを見る。
鴉は乱暴に振り払われ、「ギャァア」と言いながら飛んで行った。
虐待か!!!!???
「どうでもいいんだよ鴉なんてェ!!!」
と言いながら白髪の少女に突っかかる。
彼は、刀。今すぐよこせェ!!!と言っている。
さっき、10日から15日かかるってその子言ってたでしょうよ…。
そう呆れていると、竈門くんが不死川玄弥氏の腕を掴み、この子から手を離さないなら折る。と言った。
さすが、我らが竈門炭治郎。勇者だなぁ。
なのに全然、不死川玄弥氏は離そうとしない。
早く離したら良いのに…と思っていると、ボギィッッという痛々しい音が聞こえた。
え………まさか。
『ほ、本当に…折った…?』
不死川氏は「ぐぁあ!!!」と声を出し、痛みで顔を歪めている。
竈門くんにはもう逆らわないようにしよう。
そうしよう。
重苦しい空気は、黒髪の子の声によって遮られた。
「お話しは済みましたか?では、こちらから玉鋼を選んでくださいませ。」
そう出してきた玉鋼。全部同じに見える。
選ぶ…って、ほぼ勘だな。
何となくで選べばいいんだな。
そう思い目をつぶって1番初めに指が触れた玉鋼を持ち上げる。
少し、ずっしりとしたその玉鋼を目を開けて見る。
やっぱり、他と変わらないように見えた。
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時