あれ？私ってどこから来たっけ。【鬼滅の刃】

第19話:不死川玄弥 ページ22

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『…鼻で笑うことないじゃないですか。』


流石にムカついたのでそっぽを向いた。



すると、少し焦ったようだった。


………？


「…それで、お前は呼吸は使えるのか。」


え、更なる追い討ちかけちゃう？
本当に失礼だなこの人。そもそも名前も知らんのにこんな話しかけてくるの何でだ。


はぁ、とため息をついてから


『使えません。才能が無いので。』


と言った。

どうせ馬鹿にしてくるんだろうけど。
使えないもんは使えないし仕方ないじゃん。
そう思って彼を見ると、ほっとしている様子だった。


「才能が無い…か。俺もだ。」


『…え？』


今なんて？
そんな強そうななりして「俺もだ。」って言った？

それと、馬鹿にしてこないって何事…。


『あなたも呼吸が使えないの？…てか名前教えてくれない？私はA。苗字は忘れた。』


「ああ…。苗字を忘れたって何でだよ。アホか？俺は…不死川玄弥。」

今の聞き逃さなかったぞ。
アホか？ってやつ。


口悪いなこの人。
あ、私も言えないや。

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