第12話:最終選別開始 ページ13
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「困っているじゃないか。やめてやれ」
…え?
私は後ろを振り向く。そこには
男の子…?
黒に赤が混じった髪に不思議なピアス…おでこに痣がある、狐の面を付けた男の子が立っていた。
我妻くんの知り合いかな…と思い我妻くんを見ると彼は?マークを浮かべていた。
我妻くんの知り合いでもなさそう。
『………?』
「何ッ何だよお前ッ俺とAちゃんの仲を引き裂こうってか!?そうは行かないぞ!!」
ああ…またこいつはー…
と思っていると
「彼女はそれをやめて欲しいと思っているのが分からないのか」
とか言い始めた。
ち、ちょっと、別にそんなに言わなくても…。
初対面なのにこんなにスパスパ言うなんてどんだけ肝が据わっているんだこの人。
そんな男の子を睨む我妻くん。
何だこの私のために争わないで状態。
…あ、そもそも男の子の名前すら知らないや。
「皆様、今宵は鬼殺隊最終選別にお越しくださって有難うございます。」
いきなり白髪の女の子が話し始めた。
うわぁっいきなり始まった…!!!!!
「この藤襲山には、鬼殺の剣士様らが生け捕りにした鬼が閉じ込められており外に出る事は出来ません。」
え…鬼が居るの?
…マジで?
はっっ!!!
私は茂造さんが「生きて戻れ」と言ったことを思い出した。
…そういう事かーーーーーーッ
「Aちゃん…!早くしないと始まっちゃうよ、早く駆け落ちしよう。」
え、ガチで言ってたの我妻くん。
絶対にやだよ。霧子さんに怒られる&茂造さんにしばかれる。
ってそんなこと考えてる場合じゃなくて。
色々考えすぎて頭がパンクしそうになっていると
「では、行ってらっしゃいませ」
という声が聞こえた。
その声で一斉にその場に居た人達は山の中へと入っていった。
ああ…始まってしまったのか。
私が歩こうとすると我妻くんが
「Aちゃん!?行く気!?!?え?俺を置いてくの!?捨てられるの俺?やだ行かないでーーーッッッ行くなら俺を守って!?俺弱いから!!!ア゙ーーーでも行ったら死ぬし帰っても死ぬしあ…どっちみち死ぬわこれ」
とにかくうるさい。
てか逆でしょ、私が守られる方でしょ。
え、私が守るの?
やだやだ自分で精一杯だっての。
「俺と一緒に行くか?」
…え?
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時