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○(目黒side) ページ9

Aちゃんとやたら親しい男性…詳しく聞くと、Aさんをこの事務所に誘ったはとこさんらしい。
えっ…そんなにスキンシップ激しいの…?




岩「えっ…なんでそんな仲いいんですか」




中に座ってもらって、質問タイム。
質問…尋問?だって全員目がヤバい。




A「ともくんははとこですけど、なんというか…なんやろ」

楠「語彙力な笑 Aの弟の和翔が生まれたとき、父親が単身赴任中で。1人で2人見んのは無理やってことで近くに住んでた俺がずっと相手してたんです」

A「お兄ちゃんやね」

楠「それが一番近いかな。生まれたときから知ってるからなー、こいつのおむつもかえたし、2年生くらいまでは一緒にお風呂も入ったわ」

渡「は?」

A「ともくんそれセクハラ発言やで」

楠「今さら言う?」

A「うん、まぁ確かにやけど」




しょっぴーの顔が一気に怖くなった。もはや睨んでんじゃん。
まぁけどわかるかも。Aさんのあんなとこやこんなとこ、見てんだもんな、この人。
…この考え方がセクハラなのかも知れないけど。




A「弟が生まれたときとかって、一番メンタルやられるから…その時に一緒にいてくれたともくんはもう、なんていうか、かけがえがない存在っていうか…依存しちゃってんですよね、ともくんに」

岩「へぇ…」

楠「俺としても…俺一人っ子だから、可愛いから。やっぱこいつ可愛いからさ、可愛がっちゃいますよ、つい。」

A「和翔より仲が良いね笑」





うん、わかった。
わかったし、事務所に誘ってくれた恩もある。
この人が誘ってくれなかったら、Aさんに出会えることもなかった。ありがたい。

…けど…

なんかモヤモヤする。




目「…けど、今は俺らがいるじゃん」

A「え?」

目「俺らにも、依存してよ」

岩「うん、それ。今はさ、俺らが近くにいるからさ、俺らにも頼って」

A「頼ってますよ?」

渡「……だから」




A「ぅわっ!」






わ、しょっぴーやったな。





渡「ハグも、俺らとすればいいだろ」




しょっぴーがAさんをハグして啖呵きってる。うわー…めずらし。
けど最近のしょっぴーを見てたら、意外ではないかな。



…耳真っ赤だけど。

○.→←○(渡辺side)



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作者名:まめ | 作成日時:2023年2月2日 6時

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