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◯(阿部side) ページ30

それからも、佐久間はとっかえひっかえメンバーに電話をして。もちろん出れなかったやつもいたけど、みんなに楠さんを笑顔にしてもらって。
かけ終わる頃には、楠さんは佐久間の隣で、佐久間に肩を抱かれて座っていられるまでには回復していた。




向「じゃあな、Aちゃん!ゴイゴイスー!!!」

A「へへ、おっけーかふ!」

向「オッケーカフ!バイバーイ!」




画面にひらひらと手を振る姿はかわいくて…ほんとに、傷つけたやつらにイライラが収まらない。
とりあえず先刻のことは樺さんに報告。上の人に伝えてくれるらしい。ただ証拠がないから、提携病院を変えることしかできないらしいけど。
謝らせることが無理なら…とりあえず口コミ書いといた。3名義くらいで…ふふっ…評判地に落ちろ…




渡「…阿部?」

阿「ん?どしたの?」

渡「…いや、悪い顔してたから」

阿「そんなかおしてないよ?」

佐「あざとい警察逮捕ー!」

A「へへ、たいほー!」




顎に指をあててこてんってしたら、逮捕された笑 片手を佐久間に、片手を楠さんに捕まれて万歳にされる笑 なにこの状況笑
けど、こういうのが大事なんだよな。
あーーでも…




阿「もう22時か…どうする?」




そういうと、途端に翳る楠さんの表情。

佐「俺は明日遅いから…できたら泊まりたい…」

渡「俺も」

阿「俺は早いから帰らないと…楠さん、この2人置いてっていい?」

A「あっ、もちろん、です」

阿「じゃ、俺だけ帰るわ。楠さん、お惣菜貰える?」

A「あっ、はい!用意してきます」





楠さんがぱたぱたとキッチンに走っていくのを確認して、2人に話しかける。




阿「じゃ、あと頼んだよ」

佐「送ってかなくていい?」

阿「大丈夫。タクシー呼んで貰うから。それより一緒にいてあげて」

渡「わかった」

阿「俺も残りたいけど…ごめん」

佐「大丈夫」

阿「じゃ、よろしく」

渡「ん」




お惣菜が入った紙袋を手に、ニコニコこっちに走ってきてくれる。この笑顔、好きだな。守りたいな。




阿「ありがとう」

A「こちらこそです!冷蔵庫に隙間ができたので、また作れます!」

阿「そうしたらまた貰いに来るね笑 お邪魔しました。有難う」

A「こちらこそありがとうございました。また」

阿「!うん。また」




「またね」の言葉がこんなに嬉しい事ってあるだろうか。
またね。また、一緒にお仕事しよう。



そんな事を思いながら、楠さんの部屋を後にした。

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作者名:まめ | 作成日時:2023年2月2日 6時

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