深澤side ページ1
佐久間となべにAちゃんを託して、猪狩たちがスタッフを集めてくれた部屋に行く。
さっきまで心配と怒りが半々だったけど…２人が来て安心したからか、もう頭の中には怒りしかない。
深「３人とも、ありがとな」
猪「いえ」
井「話は聞きました」
橋「マジなんなの…」
それは、こいつらも同じみたいで。
今日見てただけでも、Aちゃんがこいつらに大切にして貰ってるってのは伝わってきた。大切な人が傷つけられたら…頭にくるよな。
深「さ、というわけで」
目の前に座らされて、俺らを見上げるスタッフたちを睨む。
深「なんで集められたかはわかってるよね？」
努めて冷静に、話すようにはしてるけど…声に含まれる怒りはぬぐいきれない。
ス「………」
深「俺今日ね、朝からここにいたわけよ。気づかなかったっしょ？まぁドラマ班だしね、スタッフに化けるのなんてお手の物って言うかー」
ス「………」
深「で、撮らせてもらったわ、これ」
猪「なんすかそれ」
深「みる？」
ス「ちょっ…」
井「見たいっす」
橋「見せてください」
深「はいはーい」
タブレットで見られるように設定して、３人とスタッフに見えるようにする。
映像には、今日のたった半日でAちゃんに行われた数々の嫌がらせ、そして最後のアレまで映っていた。
深「これはどういうことかな」
ス「………」
深「だまってちゃわかんねぇんだけど」
ス「………」
深「…だんまりか。いいや、これはれっきとした傷害と器物損壊だから、上層部通り越して警察に持ち込むか」
ス「…それは！！！」
深「じゃあ話せよ」
ス「……お前こそ、それは恐喝じゃないのかよ…」
深「Aちゃんのためならそんくらいわけねぇよ」
黙り込むスタッフ。
お前らは許さねぇよ、マジで。
ス「………あの子が、Snow Manに手を出してるって…」
ス「ジャニーズ順番に食ってて、ジャニーズの風紀を乱してるって」
ス「マネージャーの風上にもおけないやつなんだって、聞いたんだよ」
深「へぇ？」
ス「HiHi Jetsとも、なんかすげぇ仲いいし、美 少年とかAぇ！groupのやつとかもあの人の事喋ってたからこれはマジなんだって思って…」
ス「辞めさせたいけど辞めないんだよって聞いたから…いやな思いすれば…辞めるかって…HiHi Jetsのためなんだよ！マジで！」
深「ふーーーーん？」
…こいつら、自分がなにいってんのかわかってねぇな…
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年12月25日 9時
